阪神・藤浪晋太郎投手(21歳)スポーツ人間模様

まあ、とにかく阪神は東京ドームに弱いと言われ続けてきましたが、今年の阪神は金本新監督になって、超変革。特に走塁がすごい。

きのうの巨人戦、3回に披露した藤浪の1塁から3塁までの一気の激走は、去年までとは明らかに違います。
春季キャンプから、金本監督が自ら指導にあたって、投手や外国人選手もの例外なく、リレーなど、走れ、走れ-の猛特訓。目立っていたのは藤浪の足の速さ。

チームは昨年、東京ドームで2勝11敗。
藤浪自身も2013年8月4日以来、勝ち星がないという鬼門です。
ただ、登板前から、「運の問題です。打たれた気がしていません」と強気に話していました。それどころか、巨人が高橋監督になって、ラッキー発言も。
「いい場面で出てくるイヤなバッターでしたからね」と明かします。

藤浪投手、素晴らしいエースですが、反面、制球力が課題。
与えたフォアボールが82、デッドボールが11、暴投9、とリーグワースト。
でも、セ・リーグで最も投げた投手という点では称賛されるべき。3374球。14勝7敗。

今季はウエートトレーニングなどで、体重を4キロ増量。
プロ1年目、155キロ、2年目157キロ、3年目が158キロと毎年、小刻みにストレートのスピードが上がっている。
当然ながら、本人は口にしませんが、体重を増やしたのは160キロ超えを狙ってのことでしょう。
プレミア12の日本代表を辞退して、右肩のオーバーホールにあてています。

確かに、金本監督が総括したように、「いろいろ工夫しながら、危なげない投球だった」
ストレート、カットボールに、今年はカーブをより織り交ぜるようになった。
藤浪は、「15勝が目標」と控えめですが、金本監督にしてみれば、「背番号(19)ぐらいは…」となるのも無理はありません。
そのぐらい勝てば、優勝がみえてくる。
もちろん、藤浪も、個人タイトルなどには、あまり興味をもっていない様子。
年頭には、今年の1文字を『勝』と書き「ぼくが19勝、20勝しても、チームが優勝しなければ意味がない」とまで語っていました。

優勝は素晴らしいピッチングを披露することだけに、とどまらず、走塁や打撃でも貢献したいという。
こと打撃の話題になればじょう舌になる。
「バッティングが大好きですから」
打撃2割と2けた安打をノルマにして「甲子園でレフトスタンドへ、ホームランを打ちたい」とボルテージが上がっています。

キャンプでは精力的に打撃にも取り組んできました。

元々、エースになるような投手は、松坂に代表されるようにバッティングのセンスもピカイチ。
担当記者からは、「2刀流もイケるのでは」といわれるまでに。
昨日藤浪は開幕2連勝を飾り、今季初ヒットまで記録。タイガースファンもご機嫌の一日でした。

(原文)青木政司

4月6日(水) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」