日本の急務は国産の巡航ミサイルよりもAI兵器の開発

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(3月20日放送)に元航空自衛官・評論家の潮匡人が出演。国産ミサイルと今後の空中戦について解説した。

記者会見する岩屋防衛相(中央)=2018年12月21日夜、防衛省 写真提供:共同通信社

岩屋防衛大臣が国産の巡航ミサイルの開発を表明

岩屋防衛大臣は19日、戦闘機に搭載して相手の射程外から艦艇を攻撃できる国産の長距離巡航ミサイルを新たに開発する方針を表明した。海洋進出する中国などを念頭に抑止力を強化することが狙い。

飯田)昨日の閣議後の会見で明らかにしたものですが、中国海軍なども長い射程の対空ミサイルの導入を進めていることもあって、こちらもそういった能力が必要と判断したそうです。

潮)こうしてミサイルなどが長射程化して行くことになると、空中戦、空中格闘戦は、今後は無くなって行くと思います。お互いに近付かないわけです。自分の目では見えない、レーダーで見えているなかで発射ボタンを押すことになりますので、パイロットの操縦技術というよりは搭載しているミサイルの性能が勝敗を決することになります。
更に言うと、アメリカ軍なども自動操縦の最終的な開発段階に入っています。見ためはドローンとは呼べない、これは戦闘機だろうというものもほぼ完成している。そしてそれを操縦するのは人間ではなくAIが全部判断をし、コントロールすることに遠からずなって行きます。そういう点で言うと、最早一周遅れの感すらあります。いま私が申し上げたものについては、かなりコストが安く抑えられます。
巡航ミサイルを作る金があるのならば、そうした最新鋭の戦闘機を作った方が良いのではないかということも含めて、いろいろ考えるべきだと思います。
今回は「国産の」というところがミソです。従来のようにアメリカ製の戦闘機を買う、アメリカ製のミサイルを搭載することを続けて行くと、いざと言うときに困るのは日本です。今回のニュースでは国産の動きという部分が注目すべき肯定的な側面だと思います。

飯田)前に航空関係の見本市に取材に行ったことがありますが、無人機と言っても大きいのですよね。しかも普段はカメラを搭載しているのだけれど、いざと言うときはこれをミサイルに入れ替えることができるような、平時と有事両方使えるということですか?

潮)そうです。しかも無人機であれば、敵基地の中心部に侵入して行っても、パイロットが死ぬことはありません。必ずしもミサイルを長射程化しなくても良いのではないかということも、今後は出て来ると思います。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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