しゃベルシネマ

死が近づくほど、命は美しく輝き出す…

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第587回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、3月15日公開の『君は月夜に光り輝く』を掘り起こします。


永野芽郁 × 北村匠海、美しく紡がれた“新時代の純愛映画”


高校生の岡田卓也はクラスの寄せ書きを届けるために行った病院で、入院中の同級生・渡良瀬まみずと出会う。彼女は不治の病である発光病を患っていた。それは細胞異常によって皮膚が発光し、その光は、死が近づくにつれて強くなると言われており、成人するまで生存した者はいないという病気だった。

卓也は病院から出ることが許されないまみずに変わって、彼女の願いを実行し、その感想を伝える“代行体験”を行うことに。“代行体験”を通じて、まみずは人生の楽しみを覚え、卓也は彼女に惹かれて行く。しかしその反面、2人は迫り来る死の恐怖に襲われるようになり…。


第23回電撃小説大賞で大賞を受賞した、佐野徹夜のデビュー作「君は月夜に光り輝く」。胸をつく“圧倒的な感動作”として、新人作家のデビュー作ながらも異例のヒットを記録したベストセラー小説が、待望の映画化となりました。

原因不明の不治の病“発光病”を患う、余命ゼロの少女・渡良瀬まみずと、彼女が叶えることのできない願いを“代行体験”という形で叶えて行く少年・岡田卓也。“生と死”に向き合う姿を美しく描いた、“新時代の純愛物語”とも呼べる1作が誕生しました。


ヒロイン・まみずには、青春ラブストーリーのヒロインには欠かせない存在となった永野芽郁。“薄幸のヒロイン”といった印象ではなく、明るく爽やかな女性像を構築したところが実に新鮮で、その繊細な演技が光ります。また『君の膵臓をたべたい』でアカデミー賞新人俳優賞を受賞した北村匠海が、ナイーブな同級生・卓也役を好演しています。

共演には甲斐翔真、松本穂香、今田美桜、優香、生田智子、長谷川京子、及川光博とフレッシュなキャストから実力派まで多彩なメンバーが集結。監督・脚本を務めたのは、『君の膵臓をたべたい』で日本中の涙をさらった月川翔。原作のファンタジックな設定を生かしながら、人々が前を向いて生きる意味を問いかける青春純愛映画を作り上げました。


死が近づくにつれて光が強くなる“発光病”を、“命の輝き”とも捉えることができる『キミツキ』。限りある命のなかで、どう生きて、自らの人生を輝かせるか…。そんなことが鑑賞後にふと、頭をよぎる感動作です。


君は月夜に光り輝く
大ヒット公開中
監督・脚本:月川翔
原作:佐野徹夜「君は月夜に光り輝く」(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊 )
音楽:伊藤ゴロー 劇中音楽:歌川幸人
主題歌:SEKAI NO OWARI「蜜の月-for the film-」(TOY’S FACTORY)
出演:永野芽郁、北村匠海、甲斐翔真、松本穂香、今田美桜、優香、生田智子、長谷川京子、及川光博 ほか
©2019「君は月夜に光り輝く」製作委員会
公式サイト https://kimitsuki.jp/


八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。
機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。
初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。
トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com

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