「神ってる!」広島・緒方孝市監督(47歳) スポーツ人間模様

今年の流行語大賞はもしかすると「神ってる」かもしれません。

1991年以来、25年ぶりの優勝へマジック2とした広島は、きのうの中日戦で球団初の80勝をマークしました、とにかく強い。
「すべてが変わった」と絶賛の嵐ばかりで、中でも大きな変化を遂げたのは意外にもそれは緒方監督だったといえば驚かれる方もいるはずです。

広島,緒方孝市

昨年の今頃は広島担当のマスコミから緒方監督は総スカン状態でした。
なぜなら「基本的に質問には答えない」と宣言して、一方的に総括を行ってお開きという流れで、当然のようにおもしろいコメントなどあるはずがありません。

さらに、ペナントレースではホームの最終戦で勝敗にかかわらずスタンドのファンへマイクを握りあいさつをするのが各球団恒例ですが、緒方監督はそれをおこなわず、熱狂的なカープファンから「敵前逃亡」などと批判を受け、監督解任のため署名を集まる行動にまで発展したそうです。
一方、担当マスコミからは球団へ「コメントがひどすぎる。何とか改善してほしい。」と連名で抗議文まで。

こうなると放ってはおけず、乗り出したのは松田元オーナー。
緒方監督を呼び「どんなことがあっても、支援する。私に恥をかかせないでほしい。心を入れ替えて来年はがんばってほしい。」と激励しました。
そうまでいわれるとピーンと感じるものがあったことでしょう。

今年6月、32年ぶりの11連勝中のこと。監督は連勝するとパンツをはきかえないという噂が流れました。
いつのまにか、それは尾ひれ背びれがついて、あたかも現実のように…。
頭を抱えたのは、本人よりもご家族、かな子夫人もそれではあまりに体裁が悪い。
そこで、緒方監督は
「話が大きくなって迷惑。家族も心配している。こんなことで否定会見はしない。」と強い口調でいうと、突然、ソフトになって「安心してください。替えてますよ。」
と去年の新語・流行語大賞でベスト10入りしたとにかく明るい安村をもじったパロディーで対応、見事な落ちとなって騒動は一件落着。

緒方孝市

それからは、采配もトークも冴え、緒方株は右肩上がりを続けてきました。
大ブレークした鈴木誠也を「神かがっている。今どきは、神ってると言うそうだな。」と言うと「鈴木=神ってる」がスポーツ紙の見出しに。
さらに、ユニークなだけではなく、黒田以上の男気にあふれたコメントもたくさん出ました。

「継投などの失敗を含め、負けた試合ならおれの責任と書いてほしい。」

それを目にしたコーチ陣が監督を心から男にしたいと思ったといわれます。

話せば名将。勝てば官軍です。

9月8日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」