さかなクンが解説~江戸時代の絵師・川原慶賀の描いた魚の絵の精密さ

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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、雑誌『ナショナル ジオグラフィック日本版』編集長の大塚茂夫が出演。日本版独自に企画された特集「江戸水族館へようこそ」について語った。

『ナショナル ジオグラフィック日本版 2017年8月号(特製付録付き)』(写真はAmazonより)

黒木)今週のゲストは『ナショナル ジオグラフィック日本版』編集長の大塚茂夫さんです。
地球の全てがテーマになっているという『ナショナル ジオグラフィック』ですが、いろいろなテーマがあって、そのなかで日本版独自に特集された「江戸水族館へようこそ」、これはどのような特集だったのでしょうか?

大塚)2017年の8月号です。川原慶賀という江戸時代の長崎の絵師がいるのですが、その人が長崎近海で獲れる魚たちを精密に描いた絵があります。

黒木)いまそれを見ているのですが、まるで写真のようですね。

大塚)その絵がいまは日本にはなくて、オランダにあるのですね。シーボルトが川原慶賀にリクエストして、日本の魚を描いてもらったものです。シーボルトはオランダの人なので、帰るときにその絵も一緒に持って帰ったのです。

黒木)いろいろな魚を描いているのですね。

大塚)博物学、生物学的に詳細に細かいところまで描かれています。その絵がオランダにあることを知って、どうにかして日本の読者の方に見て貰いたいと思い、特集を企画しました。さかなクンにこの絵を見て貰って解説して貰ったらどうかということで、さかなクンが解説しています。この絵の大切さ、この絵の正確さをいろいろ教えていただいた企画ですね。

黒木)『さかなクンの江戸水族館へようこそ』というタイトルです。

大塚)この特集は私たちの作っている日本版のオリジナル記事の1つで、他にもいろいろなオリジナル記事を作っています。去年1年間は鳥の年だったのですが、例えば北海道のタンチョウの話とか、身近にいるスズメのストーリーなどオリジナルの特集を組みました。世界を見る場合に、まず自分たちのいる場所をよく知っておかないと、その基準が定まらないのではないかと思っています。

黒木)それが昨年は鳥だったというわけですね。1年間にわたって鳥の特集を組まれて、評判はどうでしたか?

大塚)写真が僕たちの強みなので、インパクトのあるものを見ていただく、ということを念頭に置いています。タンチョウには餌付けの問題があるのですが、そういう問題があることも理解していただいて、やってよかったなと思っています。


大塚茂夫(おおつか・しげお)/『ナショナル ジオグラフィック日本版』編集長

■1969年、静岡県伊東市生まれ。
■筑波大学で文化の多様さと奥深さを学ぶ。
■大学卒業後、NHKで報道番組ディレクター、アリタリア航空で貨物営業を経験。
■2004年から『ナショナル ジオグラフィック日本版』の編集に携わり、2011年1月、編集長に就任。

ENEOSプレゼンツ あさナビ
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 6:43-6:49

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