イチローが「2位じゃダメなんですよ」と言ったのはなぜか?

偉人の歴史に残る場面での名言を取り上げる 「高嶋ひでたけと里崎智也サタデーバッテリートーク」の“名言名場面プレイバック”。3月2日放送では、野球界最強の“現役”レジェンド、イチロー選手の名言を紹介した。

バットを構えるイチロー(マリナーズ時代、2008年6月25日)(イチロー – Wikipediaより)

当年とって45歳、マリナーズのイチロー。
去年の5月から「会長付特別補佐」という肩書きとなり、選手としての出番はなくなりましたが、チームに帯同しつつ、例年と変わらないトレーニングを続けて来ました。その甲斐あってか、オープン戦にも出場、タイムリーを打って盗塁にも成功。いまはちょっと調子を落としているようですが、今後のアピール次第では、日本で行われるアスレチックスとの開幕戦の出場はもちろん、アメリカでの現役復帰もあり得ると言われています。そんなイチローの、「胸のすくような名言」を振り返ります。

「おそらく僕自身が、誰よりも自分に期待しています。自信がなければ、この場にいません」

これは19年前の2000年11月、マリナーズに入団することが決定したときの名言です。線が細いということで、当時はメジャーでの活躍に懐疑的な見方をする人も多かったのですが、その後の大活躍はご存じの通りです。

さて、意外と知られていないところで、さらにカッコいいセリフがあります。
これは、2005年に発売された本のなかで紹介された、イチロー屈指の名言です。

「僕は天才ではありません。 なぜかというと、“自分がどうしてヒットを打てるか”を、説明できるからです」

これ、分かりますかね?
要するに、天才というものは理屈じゃないと。長嶋さんではありませんが、野生の勘でもって、理屈抜きにヒットが打てる。でも自分は、ヒットを打てる理由を論理的に、理屈で説明できる。ゆえに、天才ではない。
こういう意味なのですね。さらに言えば、この言葉の陰には、厳しい練習に裏打ちされた自身の打撃理論への「強烈な自負」が横たわっているようにも思えます。

そんなイチローですが、「強烈な自負」とともに、「強烈なプラス思考」も持ち合わせています。

「今日から162試合やれと言われても、僕にはできる」

これは、ヤンキース時代の2014年、初めて規定打席不足となったイチローが、シーズン終了後、サラリと言ってのけた言葉です。このシーズンは控えに回ることが多かったのですが、これもひとつの経験だということで、プラスに捉えていたと言います。控えに回ったおかげで、スタミナ充分! というワケ。このあたりの強靭な精神力もアタマが下がりますね。

「2位じゃダメなんですよ」

「あれ? 蓮舫のセリフじゃないの?」と思うかもしれませんが、これ、イチローなのです。
一昨年、代打中心だった2017年のシーズン。俗に「代打での2割5分はレギュラーの3割に相当する」という言葉がありますが、 この年のイチロー、代打で2割7分というハイアベレージをマークしました。しかも、代打によるメジャーのシーズン最多安打記録28本にあと1本に迫る27本のヒットを残しました。ところが、シーズン終了後、イチローの口から飛び出たのは、蓮舫さんのセリフを踏まえた「2位じゃダメなんですよ」というセリフでした。ユーモア半分、悔しさ半分、といったところでしょう。
今年、何らかの記録で歴代1位を記録してほしいと願うのは、私だけではないことでしょう。

高嶋ひでたけと里崎智也 サタデーバッテリートーク
FM93AM1242ニッポン放送 土曜18:00-20:30

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