竹中直人、映画『サムライマラソン』の見どころを語る

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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、俳優の竹中直人が出演。現在公開中の出演映画『サムライマラソン』の見どころについて語った。

竹中直人、映画『サムライマラソン』の見どころを語る
黒木)今週のゲストは俳優の竹中直人さんです。現在公開中の映画『サムライマラソン』についてご紹介して行きたいと思います。この映画にご出演なさっている竹中さんですが、竹中さんは作品のなかでどのような役なのですか?

竹中)僕は、定年退職を迎えたおじさんが一花咲かせたいとサムライマラソンに参加する、栗田又衛門という男の役です。老侍(おいざむらい)なのですよね。亡くなった親友の息子と一緒に出場するという設定でした。

黒木)『サムライマラソン』について、竹中さんの言葉でおっしゃってください。

竹中)僕の大好きな『キャンディマン』というホラー映画があるのですが、その監督が今回撮っています。まさかその監督とご一緒できるとは思わなかったのですが、イギリスの監督で、バーナード・ローズという『ベートーヴェン/不滅の恋』も撮った監督です。そのバーナード・ローズが日本で侍の映画を撮りたいということになって、それに対していろいろなプロデューサーたちが集まった。そこに佐藤健、森山未來、小松菜奈、染谷将太、青木崇高。そして、豊川悦司、長谷川博己。すごいメンバーたちが集まった。そこにたった1人、じいさんの私が「ああ参加させてもらうよ」と言って参加させていただいた、とてつもない幕末の侍マラソン時代劇です。
もう侍のマラソン、ナンバ走りがね、映画全編でスクリーンに叩きつけられますから。その若手たちのエネルギーとそして私、ジジイのエネルギーがぶつかり合う、とてつもない『サムライマラソン』。これは是非劇場で観なきゃ話にならない、これでわかるかなあ。いやになっちゃう。こんな説明恥ずかしいけれど、森山未來の立ち回りも凄いですよ。馬上の立ち回りは生で見させていただきましたけれど、足元の悪い山道が続く、坂道になっているところを吹き替え無しで馬を走らせながら、侍たちをずっぱずっぱ切りますからね。そのアクション、こたえられないくらいにとてもすごい映画になっています。これはDVDになってからとか、そんなことを考えて観る映画じゃないです。やはりでかいスクリーンで観なきゃいけない。とてつもない映画になっています。

黒木)竹中さん、ありがとうございます。引き込まれました。竹中さんに目標とか夢を聞くのもおこがましいのですけれども、役者はそのときそのときで出会う役が変わって来ますからね。いろいろ視野が広がると思いますが、今後どのような形で活動して行かれようと思っていますか?

竹中)僕は映画、テレビやドラマの現場が大好きなので、ずっと変わらず現場にいられたらいいなと思っています。でも死ぬ前に山頭火と内田百閒の役はやりたいですよ。山頭火は50歳で亡くなりましたけれど、やりたい役は沢山あるのですよ。藤田嗣治もやりたいし。いろいろ思いますが、夢はあります。それは、ずっと演じていたいということです。

竹中直人、映画『サムライマラソン』の見どころを語る
竹中直人/俳優

■1956年・神奈川県横浜市出身。
■多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科在学中に、映像演出研究会に所属。
8ミリ映画の制作に没頭し、監督から出演まで広く活躍。
■1978年、大学在学中ながら劇団 「青年座」 に入団。
演劇活動を続けながら、1977年、『ぎんざNOW!』の「素人コメディアン道場」で
第18代チャンピオンに輝くと数々のバラエティ番組に出演。
NHK大河ドラマ「秀吉」では主演を務め、高視聴率を記録した。
■コメディアン・俳優として活躍する一方、1991年には「無能の人」で映画監督デビュー。
映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍され、あふれる才能を発揮されている。
■2019年2月22日(金)には出演作『サムライマラソン』が公開予定。

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