安倍総理が選挙必勝を訴える一方で不安な野党共闘

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(2月11日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。春の地方選と夏の参院選の動向について解説した。

安倍総理が選挙必勝を訴える一方で不安な野党共闘

政治 自民党大会で総裁演説を行う安倍晋三首相=10日午前、東京都港区 撮影日2019年02月10日 提供産経新聞

安倍総理が選挙必勝と訴える 

自民党は昨日、都内のホテルで党大会を開き、春の地方選と夏の参院選の勝利を呼びかけ、改めて憲法改正を訴えた。

安部総理)12年前の参議院選挙、我が党は惨敗を致しました。我が党の敗北によって、政治は安定をしない、そしてあの悪夢のような民主党政権が誕生しました。あの時代に皆さん、戻すわけにはいかないんです。厳しい戦いになりますが、私は決して戦い抜いていく、先頭に立つ決意でございます。どうぞ皆さまよろしくお願い申し上げます。

飯田)安部総裁のスピーチの様子をお聞き頂きました。谷垣さんも車いすで登場、サプライズスピーチというのもあったようです。

須田)選挙対策、選挙の年ですからね。そこに軸足が大きく乗っかっていたというのは伺えるのですが、もう1つやっぱり危機感というのはあるんだろうなと思うんですよ。統一地方選挙と国政選挙というのが重なりますとね、どうしても過去を見てみますと自民党は分が悪いんですね。気を抜いてしまうと統一地方選挙で大きく惨敗して、参議院選挙でその勢いが繋がってしまうという経緯も考えられるので。

 

不安な野党共闘

須田)ただ、その一方で野党の選挙に対する体制というのを考えていくと、どうも野党共闘がうまく進みそうにない。確かに参議院の一人区においてはできるかどうかは別として、とりあえず共産党も含めて野党統一候補を立てましょうという合意はできたけれども、じゃあ誰をどういう経緯と手続きを踏んで立てるのかという細かいところまではまだなされていない。

複数区、例えば京都においてはですね、国民民主党がまず候補者を立てることを決定した、それに一本化が進むとおもったら共産党は共産党で立てますよと。それに対して立憲民主党も立てると。

これ見てみますとね、もともと京都というのは旧民主党政権下においては前原さんが主導権を持っていた。前原さんの市長が立つことに決まった。それに対して立憲民主党の福山さんがですね、候補をぶつけて来ているという構図にある。ですからどうでしょうね、京都府下の野党の主導権争いに繋がってきているんですよ。ですからどちらも引くことができないという。この辺を考えていくと野党統一共闘をするというのは難しいのかなと思いますね。

飯田)選挙まではまだ時間があるとはいえどうなるのか、そして統一地方選は4月に迫っております。

 

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