統計不正問題~安倍総理が先頭に立って国会の調査に協力するべき

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(2月7日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。厚労省の統計不正問題について解説した。

統計不正問題~安倍総理が先頭に立って国会の調査に協力するべき

政治 統計不正・賃金偽装真相究明野党合同院内集会で勢を上げる野党議員ら=2019年1月29日午後、国会内 写真提供:産経新聞社

厚労省の統計不正問題、内部調査から総務省が調査へ

不正が発覚した厚生労働省の賃金構造基本統計を受け、昨日菅官房長官が会見し、問題の経緯などの調査を総務省の行政評価局が行うことを明らかにした。

飯田)不正調査、第3者調査をやっても、意味が無かったではないかということが言われていますが。

鈴木)これは菅さんが言っていたことをどう見るかなのですけれど、総務省にというよりは官邸主導でやるという意味ですよ。官邸がどんどん介入して行くぞという宣言だと思います。これは悪いことでは無いと思う。けれども、行政が不祥事を起こしたのであれば、三権分立で言えば国会がこれをチェックしなくてはいけない。

飯田)立法府が。

鈴木)身内がやっていては駄目ですよ。百歩譲って一生懸命やっているとしても、対外的にはダメです。国会に当時の関係者を呼んで調べなくてはいけないのに、当時の厚生労働省の政策統括官である大西さんを呼ぶか呼ばないかで与党がもたもたしている。何をやっているのだと。国会がキッチリ調べて、そして立法も含めて、再発防止も含めて三権分立でチェックしなくてはいけない。
自民党が試されているのですよ。自民党自身が「議院内閣制だから政府を守らなくては」などと弱気になっていたら、この問題は根本から崩れると思います。だから自民党は「よし呼ぶぞ」とやらなくてはいけない。安倍さんがやるべきは、「国会の調査には全面的に協力します」と、自民党の総裁として先頭に立って「自民党が国会の第一党としてケリを付けます」とやるべきです。安倍さんは答弁しなくてはいけないと思います。本当の調査、チェックは国会がやらなくてはいけない。ここは皆しっかり見ないといけないところです。

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