レーダー照射問題~青山繁晴議員が外交部会で提案した2つのこと

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(2月6日放送)に自由民主党・参議院議員の青山繁晴が出演。韓国の海上自衛隊機への火器管制レーダー照射問題について解説した。

海上自衛隊護衛艦いずもの韓国釜山港への寄港見送り

防衛省は昨日、今年4月に計画していた海上自衛隊の護衛艦いずもの韓国釜山港への寄港を見送ると韓国側に通知した。レーダー照射問題などで日韓関係が悪化していることを踏まえての判断。

飯田)悪化していると書きますと、双方が悪いような感じもありますが。これに関してはもう、向こう側ですよね。

青山)韓国は加害者です。韓国の国防部が突然、我が国の海上自衛隊の哨戒機に脅されていると言い出した。加害者なのに被害者のふりをする。本当に世界から嘲笑を浴びていますよ、韓国は。

飯田)やはり嘲笑を浴びていますか。

青山)だいたい映像を公開していますが、誰が見ても、海上自衛隊の哨戒機が脅しているなんて事実は見当たらない。

飯田)向こうが言うように低空だったら、海が見えていないのはおかしい。

国連安保理に提訴すること、韓国を「ホワイト国」から除外すること

青山)自由民主党で外交部会や国防部会という会を何度も開いています。そこに防衛省や外務省もお出になるので、僕は2つ提案しました。まず1つは、日韓の2国間でやっていても韓国は被害者のふりをするだけですから、国連安保理に提訴して、安保理で議論すべきであるということです。なぜかと言うと、北朝鮮と怪しげな連携をしていた気配があって、それを海上自衛隊機に見られたので、火器管制レーダーを発射して追い払おう、見ないでくれ、ということだった疑いが日に日に濃くなっています。国連では中国・ロシアの拒否権の問題も乗り越えて、北朝鮮に制裁するということが行われているわけですから。安保理で議論してその上で、あるいは同時並行で制裁する。例えば制裁のなかにすぐやれることとして、外交部会で問題提起しましたが、経済産業省がやっていることで「キャッチオール規制」というものがあります。キャッチオールとは、変な感じの言葉ですが、例えばゴルフクラブのシャフトが北朝鮮のミサイルの胴体になったりする。日本から出すものが大量破壊兵器の製造に使われる。従ってキャッチオール、全部を規制してそういうことに使われないようにする。
その規制を掛けなくても大丈夫な国のことを「ホワイト国」と言います。経産省のホームページを見ていただくと、ホワイト国のリストがあって、そこに大韓民国が入っています。これをまず外してくださいと。外したら何が起きるかと言うと、韓国でも中国でも産品は日本の優秀な部品を当て込んで作っているので、大きな影響があります。しかも北朝鮮との関係もはっきり指摘できるから、やってくださいと申し上げています。外務省防衛省のなかに僕と意見交換できる方々がいらっしゃいますが、その人々によると、実際に検討しているそうです。あくまで検討ですけれどね。
このままなし崩しに無かったようなことにする、いずもが寄港しませんというだけで終わるようでは話にならないのです。

飯田)国連の北朝鮮制裁パネルも、瀬取りなどに関して、韓国もやっているだろうということは、指摘や報道が出ていましたよね。そう考えると、とてもホワイト国とは言えない。

青山)国連を活用する術を、日本外交は長年知らないのですよ。これだけ国民の税金をいただいて多額の拠出金を出しているのに、恐れ多くてというような。今回もそういう反応だったので提案しました。話が逆さまで、「国連は使ってなんぼ」なのです。いままでほとんど国益になっていないでしょう。アイヌ新法でも国連の方から日本が人権をどうした、という話しか出ていないわけだから。全部が繋がっている話です。

飯田)国防部会のなかでもかなり批判の声が上がっていましたが、防衛大臣の姿勢が少し韓国に融和的すぎるのではないかという指摘もありました。

青山)岩屋大臣は、リベラルを自他共に認められていますが、そういうこととは関係無いですよね。防衛省が日米韓の安全保障の連携を考えるのは当然です。

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