中国が米中首脳会談を提案~それでも互いに譲歩できない理由

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ニッポン放送「飯田浩司の OK! Cozy up!」(2月1日放送)に外交評論家・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦が出演。中国が米中首脳会談の開催を提案したことを受け、米中関係の今後の進展について解説した。

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習近平との米中首脳会談(2017年4月7日)(ドナルド・トランプ – Wikipediaより)

中国が今月下旬の米中首脳会談を提案か

アメリカの新聞、ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国が今月下旬の米中首脳会談の開催を提案していると報じた。来月1日を期限とする対米貿易協議の決着に向け、今月予定されている米朝首脳会談の後に、中国、海南省で開きたい意向だという。

飯田)一方トランプさんもTwitterで、米中貿易協議、順調に進んでいると指摘をしています。

宮家)一時的な妥協をやる可能性は高いけれども、本質的な問題は先送りになるというのが私の結論です。いま、米国との関税戦争で中国経済もしんどいわけです。ですから中国は多少譲歩しても何とかまと止めたい。昔の対米交渉ならみたいに、中国側がちょっと譲歩すれば妥協が成立したのですが、今はして簡単に降りるトランプさんではありませんが、そこを考える。
トランプさんのほうも、これをガチンコでずっとやっていくと、マーケット、株価、などを考えると、アメリカ経済にも悪影響があるわけですから、この辺である程度成果を出さなくてはいけない。彼は2020年の大統領選を目指して、選挙キャンペーンを始めるわけですから。
習近平さんからすれば、「トランプはなんとかなる。たいしたことないと思っているかもしれない。トランプさんも習近平と話せばなんとかなると思っているかもしれない。僕がトランプさんだったら、この辺である程度中国と握ったふりをして、マーケットにはいいメッセージを送り、中国にもきちんと恩を売りますね。

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習近平とドナルド・トランプ(2017年11月8日)(習近平 – Wikipediaより)

米中首脳会談が行われても、一時的な妥協にすぎない

宮家)しかし米国の対中要求の本質は貿易黒字がどうのとか、ファーウェイがどうという話ではなく、中国のシステム自体が気に入らないということです。国家ぐるみの不正、不公正な動き、これを米国は嫌がっているわけだから、こうした対立れはまだまだ続くわけです。一件落着ではなくて、あくまでも一時的な妥協だと思います。

飯田)情報機関が取った情報を国のなかで、政府内で使うんだったらまだしも、それを民間に移すということは許さないと。

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本社(阿里巴巴集団 – Wikipediaより)

中国が譲歩できない理由

宮家)中国という国は、誤解を恐れずに言えば、我々のような自由でオープンなマーケットではないのですよ。権力を現金化する、つまり、私がもしプライベートの中国人でも、本当に経済で何か一旗揚げようやろうと思ったら、政府との良好な関係が絶対必要です。ですからファーウェイの関係者も、アリババのジャック・マーもみんな共産党員、です。もしくは共産党に近い人です。権力が近付くことによって特権が生まれ、その特権を現金化するのです。これが中国の国家資本主義ン本質ですがだから、それに対してアメリカは猛烈に反発しているわけです。それはちがうだろ、と。

飯田)でもこれ結局、国家体制と表裏一体なわけですよね。

宮家)そうです。でもこの問題はすから中国共産党の統治の正統当性、もしくは中国共産党の指導、これらと直結しているから、中国は絶対、譲歩できません。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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