相撲漫画家・琴剣淳弥「おしゃれになって来た相撲部屋のちゃんこ」

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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、相撲漫画家の琴剣淳弥が出演。漫画家になった経緯とちゃんこについて語った。

相撲漫画家・琴剣淳弥「おしゃれになって来た相撲部屋のちゃんこ」
黒木)今週のゲストは相撲漫画家の琴剣淳弥さんです。
力士をおやめになって、それですぐ漫画家にはなれませんよね?

琴剣)辞めてすぐ、当時付き合っていた彼女と結婚して、ちゃんこ屋をやったのですよ。先輩がやっているちゃんこ屋で働かせていただいたのですが、そのときに相撲ブームが来たのです。そのころ相撲の漫画を描ける力士だとピックアップされて、依頼がたくさん来て、そこから転職しました。

黒木)仕事の依頼が来るようになったのですね。

琴剣)でも、誰かのアシスタントについた経験があるわけでもなく、自己流なのです。それでいろいろな資料を見て、見様見真似で何とかやりました。ちばてつや先生などに懇意にしていただいて、いろいろ相談しました。

黒木)最初の依頼はどういうものだったのですか?

琴剣)最初から連載もの、ストーリーものでした。できないとも言えないし、やっていたら身について来て、気がついたら他の漫画家さんと同じような仕事場になっていました。

黒木)力士として現役を張っていた、その経験が生かされているということですね。

琴剣)それだけは助かりました。

黒木)こういうものを書いて行こうという目標はあるのですか?

琴剣)江戸時代だとか、歴史を書いて行きたいですね。

黒木)時代劇で次郎長などにも出させていただくことがありましたが、必ず力士の方が出て来ます。その頃からあるわけですよね?

琴剣)江戸時代がいちばん面白いのですよね。雷電為衛門だとか陣幕だとか、いちばんスターが多いのが江戸時代です。

黒木)食通ということで、ちゃんこと言えば相撲、相撲と言えばちゃんこですが、あれはお部屋によって味が違うものなのですか?

琴剣)名門の部屋は代々続いている味がありますが、最近は新しくなって来ているし、親方が外国人の部屋も増えています。ブルガリア出身の琴欧州さんの部屋だとか。どんどんおしゃれなちゃんこになっています。

黒木)いらした佐渡ヶ嶽部屋のちゃんこはどういう味だったのですか?

琴剣)初日や正月など、めでたいときには2本足でしっかり立つようにと、必ず鳥のちゃんこでした。験(げん)を担ぐ世界なので。

黒木)いつも同じ味ではないのですか?

琴剣)ちゃんこ長が味を決めて、いろいろです。ちゃんこのなかに焼き肉もあるし、ジンギスカンもあるし。飽きないように。

黒木)食べないといけないのでしょう?

琴剣)食べないともたないですね。体と体を使うので。

黒木)稽古も激しいですしね。

琴剣)だから、相撲の世界では午前中は食べない。お昼と夜のちゃんこだけです。朝食べると戻しちゃいますから。

相撲漫画家・琴剣淳弥「おしゃれになって来た相撲部屋のちゃんこ」
琴剣淳弥(ことつるぎ・じゅんや)/日本相撲協会公認・相撲漫画家

■1960年・福岡県田川郡香春町出身。
■中学卒業後に佐渡ヶ嶽部屋に入門。1976年3月場所で初土俵。
■現役時代からスポーツ紙にイラストを掲載するなどして、角界では有名な存在。
■1986年9月場所で引退。最高位は三段目46枚目。
■引退後は兄弟子が営んでいたちゃんこのお店で修業。独立して千葉県船橋市にちゃんこ店を開店するも奥様が病気で倒れて7年で閉店。
■妻の後押しもあり、漫画を描くことを決意。
■漫画の掲載は1990年「やぐら太鼓の詩」。漫画家としての活動を開始した。
■日本相撲協会から「外国人力士のために相撲の歴史や礼儀作法、まわしの締め方を描いてほしい」と依頼されたのを機に、その後、日本相撲協会公認の漫画家として力士のイラストグッズなども販売。力士の化粧まわしのデザインやイラストも手掛ける。
■代表作は『相撲めし』。相撲界の食については何でも知っているスペシャリスト!

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