未体験の密室サスペンスゲームがいま、始まる!

By -  公開:  更新:

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第557回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、1月25日に公開された『十二人の死にたい子どもたち』を掘り起こします。


みんなで死ねば怖くない?!

未体験の密室サスペンスゲームがいま、始まる!
「天地明察」、「マルドゥック・スクランブル」などで人気のベストセラー作家・冲方丁原作による「十二人の死にたい子どもたち」。第156回直木賞の候補にもなった衝撃作を完全映画化。新感覚の密室サスペンスが誕生しました。

未体験の密室サスペンスゲームがいま、始まる!
安楽死を求めて廃病院の密室に集まった12人の未成年者たち。メンバーは主催者のサトシ、いじめられっ子のケンイチ、ゴスロリ少女のミツエ、推理好きのシンジロウ、ファザコンのメイコ、高度な知性を持つアンリ、吃音のタカヒロ、学校の人気者ノブオ、不良のセイゴ、ギャルのマイ、大人しいユキ、そして、謎の美少女・リョウコ。「みんなで死ねば怖くないから」と集まった彼らはそこで、13人目のまだ生温かい死体を発見する。

あちこちに残る不自然な犯行の痕跡、そして次々起こる奇妙な出来事。この集団安楽死の計画は、自分たちだけしか知らないはず。…ということは、12人のなかに殺人鬼がいる?!

死体の謎と犯人をめぐって嘘と騙し合いが交錯するなか、生々しくえぐられていく彼らの“素顔”。いつ誰が殺人鬼に化すかも分からない状況のなか、パニックは最高潮に…。

未体験の密室サスペンスゲームがいま、始まる!
注目は、“死にたい子どもたち”を演じる豪華すぎるキャスト。杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜をはじめとする若手実力派スターに加えて、吉川愛、萩原利久、渕野右登、 坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗など、将来の活躍が期待される顔ぶれがズラリ。

さらにキャストの発表後も、マスクとニット帽で顔を隠し、謎に包まれていた“秋川莉胡”こと「4番 リョウコ」役を演じるのは、橋本環奈。キャスト全員が感情をむき出しにしてぶつかり合う、鬼気迫る演技バトルが展開されます。

未体験の密室サスペンスゲームがいま、始まる!
性格も価値観も育った環境も異なる十二人がぶつけ合う、それぞれの“死にたい理由”。思わず息を飲むスリリングな展開! そして、思春期の煌めきと切なさが垣間見える1作です。

未体験の密室サスペンスゲームがいま、始まる!
十二人の死にたい子どもたち
2019年1月25日から全国ロードショー
監督:堤幸彦
原作:冲方丁『十二人の死にたい子どもたち』(文春文庫刊)
脚本 倉持 裕
音楽:小林うてな
主題歌:The Royal Concept「On Our Way」(ユニバーサル ミュージック)
出演:杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗
©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
公式サイト http://shinitai12.jp

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

Page top