「ひょっとこ」の名前の由来は“火男”がなまったから?

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「火男」がなまって「ひょっとこ」になった?

地域情報ラジオ番組「ハロー千葉」では、千葉のイベント情報にあわせて耳より情報を紹介しています。今回は「『火男』がなまって『ひょっとこ』になったのか」と、佐倉市民音楽ホールで開催される「房総の郷土芸能」の話題です。

ひょっとこ

ひょっとこは、おかめと同じ縁起物

お祭りや出し物など、さまざまなシーンで被りものやお面が使われる日本。
そのなかで縁起のいいものとして扱われるのが「ひょっとこ」です。「おかめ」の面と対になることも多く、ひょっとこと同様、おかめも縁起がいいものとされています。

口を突き出したおどけた表情で、見るからに縁起物のひょっとこ。しかし、なぜ「ひょっとこ」と呼ばれるようになったのでしょうか?

「ひょっとこ」の名前の由来は?

ひょっとこの名前の由来は「火男」がなまったという説が有力

ひょっとこの名前の由来には諸説あり、有力なもののひとつに「火男」がなまったという説があります。
ひょっとこのモデルとなった男がかまどの火などを吹いて守る役目だったことから、「火男」と呼ばれていたものが音を変えて伝わったという説です。

「非徳利」がなまった説や、モデルの男の名前「ひょうとく」に由来している説も

ほかにも、口が徳利に似ているので「非徳利(ひとっくり)」がなまったという説、モデルの男が「ひょうとく」という名前だったからという説などがあります。

一説には、ひょっとこの表情や手ぬぐいも「火男」に関係している

ひょっとこの表情も、「火男」に関係しているという説があるそうです。少し歪んだ目を細めているのは火を吹くときに灰が入らないように、手ぬぐいを頭に巻いているのは火の粉で髪が焼けないようにと言われています。
そう言われてみると、確かにひょっとこの表情からは火と向き合って竹筒を吹いている様子が想像できますよね。

歴史の長い日本ですから、何気なく使っている物事にもいろいろな由来があって面白いですよね。私達の生きるこの時代も、100年経ち、200年経ったら、思いもよらない捉え方をされるのかもしれませんね。

まとめ ~「火男」がなまって「ひょっとこ」になったという説があるのは本当?

「火男」がなまって「ひょっとこ」になったという説があるのは、本当です。ひょっとこのモデルになった男がかまどの火などを吹いて守る役目だったことから「火男」と呼ばれており、「火男」がなまって「ひょっとこ」になったという説です。

ひょっとこの表情も「火男」に関係しているという説もあります。ひょっとこのが少し歪んでいて、いつも細めているのは火を吹くときに灰が入らないように、ひょっとこが頭に手ぬぐいを巻いているのは火の粉で髪が焼けないようにと言われていますよ。

佐倉市民音楽ホールのイベント情報(イベント終了)

ひょっとこ

千葉県内には、豊かな自然と歴史のなかで育まれた民俗芸能が数多くあります。
今回は、2019年1月26日(土)に佐倉市の佐倉市民音楽ホールで開催される「房総の郷土芸能」のご紹介です。

地域の祭りごとや、お祝いで演じられて来た伝統芸能の数々…。
当日は、佐倉市の坂戸の念仏、鎌ヶ谷市のおしゃらく踊り、四街道市の栗山ばやし、印西市の鳥見神社の獅子舞、船橋市からは湊町のばか面踊り、佐倉市からは佐倉囃子などが演じられます。

嬉しいことに入場無料で、事前のお申し込みも必要ありません
詳しいお問い合わせは、房総の郷土芸能2018実行委員会、電話 043-484-6192までどうぞ!

房総の郷土芸能(イベント終了)
会場:佐倉市民音楽ホール
〒285-0837 佐倉市王子台 1-16
日時:平成31年1月26日(土)
■開場 12:00
■開演 12:30
電話:043-484-6192
(房総の郷土芸能2018実行委員会事務局)

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