天皇陛下85歳の誕生日 皇后陛下に対するお言葉の意味

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月24日放送)に須田慎一郎(ジャーナリスト)が出演。天皇陛下85歳の誕生日の記者会見について解説した。

天皇陛下 85歳のお誕生日 皇居で一般参賀 天皇、皇后両陛下と皇太子ご夫妻 提供産経新聞

 

天皇陛下は23日、85歳の誕生日を迎えられました。これに先立つ在位中最後の記者会見で沖縄への思いや被災地を訪問された日々、これまでの慰霊の旅、そして皇后様について、天皇陛下は時折涙をこらえ、声を震わせながら、私を支え続けてくれた多くの国民に衷心より感謝すると伝えられました。おととい明らかにされました記者会見の模様の一部をお聞きいただきます。

『天皇としての旅を終えようとしている今、わたくしはこれまで象徴としての、わたくしの立場を受け入れ、わたくしを支え続けてくれた多くの国民に衷心より感謝するとともに、自らも国民のひとりであった皇后がわたくしの人生の旅に加わり、60年という長い年月、皇室と国民、双方への献身を真心をもって果たしてきたことを心から労いたく思います』

飯田)陛下の会見、今後は行う予定はないということで、今回が最後の記者会見と言われております。時折涙ぐむようなところがあって、かなり会見では長く様々なことについてお話しされました。沖縄について、被災地についての思いというのも言及なさったわけですが、会見の最初の部分は災害について時間を割いていらっしゃいました。

須田)この1年間というのは災害が相次ぎましたから、それに対して天皇陛下として被災地を訪問したことも数多くありました。それが心に残ってらっしゃるんだと思いました。この1年を振り返るということだけではなく、天皇陛下在位中はすべて振り返ったという点で、どこに心を寄せていたのか、本当によくわかる会見だったのではないでしょうか。この会見を聞いていて、こんな言い方だと問題があるかもしれませんが、この方が天皇陛下でいらっしゃって本当によかったなと思いました。

飯田)今、お聞きいただいた部分でも、多くの国民に衷心より感謝するともにと、まず国民とともにあるということで、そこに涙ぐまれるという、お気持ちを表しているのかなと。

須田)平成だけでなく昭和から注目されてきたひとですから、戦後という枠組みの中心を担ってきた方ですから、いろんな言葉が浮かんできますよね、ご成婚を含めて。

飯田)昭和天皇は戦争前と後、お立場がかなり変わられました。象徴としての天皇像を模索しながら、任期上陛下は目の当たりにしながら、模索しながら自分も即位されたという経緯があります。

須田)人間天皇としてかくあるべきというところを示されてきたのかなと。最後に皇后陛下に対するお言葉が出てきたというのも、戦後の象徴天皇のあるべき姿なのかなとも思いました。

飯田)天皇家と家族、俺たちとあまり違いがないんだというところ、今まではそういう物言いが不敬にあたると言われていたところが変わったと。

須田)そういったところが口から押し寄せて出てくることはなかったでしょうね。今まででしたら。

飯田)昭和天皇が香淳皇后に対してそういうことを言ったかといったら、表に出るようなことではなかった。

須田)そういった点でいうと、最後に話を持ってこられたというのは深い意味があるのではないかと。人間天皇としての意味合いがあったのではないかと思います。

飯田)年が明け、5月から新しい御代が始まります。最後はそのあたりまで言及されていました。来年はどんな年になるんでしょうか。

須田)引き継いで、どういう新しい皇室を作っていくのか、というのも注目だと思います。

 

飯田浩司のOK! Cozy up!
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