大井川鐵道を走る本物の蒸気機関車による「きかんしゃトーマス号」~新金谷駅「きかんしゃトーマス弁当」(950円) 【ライター望月の駅弁膝栗毛】

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(c)2016 Gullane(Thomas) Limited.

今年、SLの復活運転開始から40周年を迎えた静岡県の「大井川鐵道」。
中でも大注目なのが、本物の蒸気機関車による「きかんしゃトーマス号」です。
平成26(2014)年夏の大井川鐵道での運行開始以来、家族連れを中心に大人気!
「きかんしゃトーマス」が誕生したイギリスでは「Day out with Thomas」という名称で何度も行われている人気企画ですが、アジアでは初めての取り組み。
乗車した日は、スペシャル企画で「トーマス号」「ジェームス号」の重連運行でした。

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(c)2016 Gullane(Thomas) Limited.

今年の「きかんしゃトーマス号」は、トーマス号・ジェームス号に、新しいなかまの「バスのバーティー」が加わりました。
「きかんしゃトーマス号」が新金谷~千頭間を走るのに合わせて、線路沿いの道路を並走してくれることも・・・。
「バスのバーティー」の赤い姿が見えると、車内から歓声が上がりました。

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(c)2016 Gullane(Thomas) Limited.

この「きかんしゃトーマス号」に合わせた駅弁も販売されています。
名前もズバリ「きかんしゃトーマス弁当」(950円)。
調製元は、大井川鐵道の駅弁を手がけている「東海軒」金谷工場。
新金谷駅前「プラザロコ」は勿論、日によっては金谷駅売店で見ることも・・・。
やっぱり「きかんしゃトーマス号」に乗るならいただきたい駅弁ですよね!

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(c)2016 Gullane(Thomas) Limited.

まずは「飛び出す駅弁」でちびっ子たちのハートをキャッチ!
1つの駅弁にトーマス・ジェームス・ヒロ・パーシーが大集合しています。
弁当の内容も去年よりバージョンアップ、海苔巻きがトーマス風キャラ弁にアレンジされました。
ツナ巻き、出汁巻き玉子巻、カニかまマヨネーズ巻きと子供たちでも楽しくいただけそうです。
そして明治以来、静岡駅弁の系譜を継ぐ老舗「東海軒」が、子供たちのために真剣に「駅弁」を作っている姿が素晴らしい。
とかく上の世代にシフトしがちな「駅弁」ですが、次世代に「駅弁文化」を継承するためにも、この駅弁の存在は大事だなぁと思います。

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(c)2016 Gullane(Thomas) Limited.

今シーズンは6/11~10/10まで、週末を中心に77日間、174本が運行される「きかんしゃトーマス号」。
予約が抽選で行われるほどの人気ですが、キャンセルが出ることもあるので、最新情報は「大井川鐵道」のサイトで確認を・・・。
「きかんしゃトーマス」が好きな方には、きっとたまらない本物の蒸気機関車による「きかんしゃトーマス号」。
「トーマスをきっかけに蒸気機関車の世界をより深く知ってほしい」と話すのは、「大井川鐵道」広報担当の山本さん。
加えて私は、老舗駅弁屋さんのノウハウが詰まった「トーマス弁当」をきっかけに、駅弁文化が広がってくれたら嬉しいなぁと思います。

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
「ライター望月の駅弁膝栗毛」
(取材・文:望月崇史)

【ごあいさつ】
はじめまして、放送作家の望月崇史(もちづき・たかふみ)と申します。
ニッポン放送には、昔の有楽町の社屋の頃から、かれこれ20年お世話になっています。
最近では月~木・深夜24時からの「ミュ~コミ+プラス」で放送された、
ルートハンター」のコーナーに5年ほど出演させていただきました。

そんな私がライフワークとしているのが「駅弁」の食べ歩き。
1年間に食べる「駅弁」の数は多い年でのべ500個。
通算でも4,500個を超えているものと思います。
きっかけとなったのも、実はニッポン放送の番組。
2002年~05年に放送された「井筒和幸の土曜ニュースアドベンチャー」の
番組ウェブサイトで「ライター望月の駅弁膝栗毛」を連載することになり、
本格的に「全国の駅弁をひたすら食べまくる生活」に入りました。
以来、私自身のサイトや、近年は「ライター望月の駅弁いい気分」というブログで
「1日1駅弁」を基本に「駅弁」の紹介を続けています。
”駅弁生活15年目”、縁あってニッポン放送のサイトで連載させていただくことになりました。
3つの原則で「駅弁」の紹介をしていきたいと思います。

①1日1駅弁
②駅弁は現地購入
③駅弁のある「旅」も紹介

「1日1駅弁」ですので、日によって情報の濃淡はありますが、
出来るだけ旬の駅弁と鉄道旅の魅力をアップしていきますので、
ゆるりとお付き合い下さい。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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