親世代の会社先輩とネットコミュニケーションの方法は?

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「上原隆 はたらくラジオ」(11月19日放送)では、メールやチャットなどオンラインコミュニケーションに悩むリスナーからのメールを紹介した。
親世代の会社先輩とネットコミュニケーションの方法は?
オンラインコミュニケーションになると、途端にお役所的に…

上原)東京都、“ポトリアン”さん、28歳 女性の方からのメールです。

仕事仲間とのコミュニケーションで悩んでいます。IT系の仕事ということもあり、20~30代の女性が仕事仲間の8割なのですが、1人だけ50代の方がいらっしゃいます。この方は元々相当優秀なマネージャーだったのですが、セカンドライフを求めて早期退職し、技術を身につけて別業界からIT系に転職されました。

その心意気やお姿にとても勇気をもらい、一緒に仕事をして行きたいと思っているのですが、ひとつ悩みなのが、コミュニケーションの食い違いです。お話するととても気さくで話しやすくエネルギッシュな方なのですが、メールやチャットなどオンラインでのやり取りになると、途端にお役所的に固くなってしまい、人柄の良さが見えなくなってしまいます。

加えて、細かなニュアンスが読み取れず支障が出ています。IT系で、オフィスで仕事をせず、オンラインでのやり取りがメインの会社のため、オンラインコミュニケーションが上手くいかないとなかなか活躍が難しいのが正直なところ。私としては、この方にぜひ活躍してほしいのです。
コミュニケーションスタイルを変えるように、特に自分の親世代の方に勧めるのはなかなかむずかしいのですが、彼女にどうアドバイスしたら良いと思いますか?」

上原)ネットやオンラインの情報が非常に増えるなかで、仕事でのコミュニケーションが激変しているのが、ここ5年~10年の大きな特徴です。いい部分としては、メールで仕事が完結するので在宅勤務やリモートワークなど、新しい働き方が生まれて来た一面があります。オンラインコミュニケーションツールのおかげで、ワーキングマザーの方々も出社せずに仕事ができる! という利点があり、新しい働き方の文化になって来ています。


一生懸命文面を書いたのに、返事はそれだけ? そんなときはきちんと相手に「どう受け止めたか」を伝えよう!

上原)ただオンラインになると、どうしても殺伐としたコミュニケーションになりがちと言いますか…そういう相談をよく受けます。例えばコチラ。

「いろいろな業務をするにあたり、『メンバーが非常に悩んでいる。こういう状態が起きている、こういうことに彼はいま悩んでいる』と、細かく詳しく説明しました。そうすると上司から『了解』と、ひとこと…」

上原)「以上かよ!」と言いたくなったそうです(笑)。たくさん伝えたいことがあり、一生懸命に心情を伝えたのに「了解」「分かった」とだけメールの返信が届く…。 送っている側からすると、「コミュニケーションを分断されている、切られている」「本当に読んでくれたのか?」という気持ちになり、不安になるかもしれませんね。状況によっては怒りを感じることもあります。

一方で送った側からしてみると、1通1通のメールに対してそんなに細かく返信している場合ではなく、「分かったんだから“分かった”でいいじゃないか」という考えもあるわけですね。顔が見えない部分がありますので、そのときの心情をちゃんと読み取れているかをきちんと伝えてあげないと、せっかく一緒に仕事をしているのに仲が悪くなることも起こり得るのでないかと思います。

上原からの一言応援メッセージ:
「コミュニケーションの全ては、相手がどう受け止めたか!」

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この番組ではラジオをお聞きの「あなた」から、はたらくに関するお悩みや相談をお待ちしております。特に、僕がいまいちばん情熱をもっているのが、「1人ひとりの」働き方改革。産休や育休を経験されたワーキングマザーの方、職場の上司の方々とのコミュニケーションに悩む若手社員の皆さん、逆に若手との世代間ギャップで悩む上司世代の方々など、皆さんから生のリアルな声をお待ちしております!

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