ときに人は悩み、苦しむもの 【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】 第9回

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世に別れ上手ということばがありますが、男も女も、どうも日本人は別れ下手ではないかと思います。

それは自分はちっとも損をしないまま、今までの関係は断ち、他へ移りかわろうという不心得があるからです。

自分がいい思いをしたければ、当然、それなりの報いを受けるのは覚悟の上でなければなりません。

瀬戸内寂聴

瀬戸内寂聴プロフィール

撮影:斉藤ユーリ


出典:『生きる言葉 あなたへ』光文社文庫