悪化する米中関係~冷戦の幕開けとなるか

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月2日放送)にジャーナリストの末延吉正が出演。米中それぞれの動きについて解説した。

米中首脳が電話会談

アメリカのトランプ大統領は1日、「中国の習近平国家主席と電話で会談した」とTwitterで明らかにした。貿易に重点を置いて協議したほか、北朝鮮問題についても話し合ったということで、「習近平氏との会談は長く、極めて良いものだった」と強調している。

飯田)月末にはアルゼンチンでG20首脳会議がありますが、ここで実際に会って話すという検討もされていると報じられております。

末延)これは、会って話でもしないと大変だからです。米中の貿易「戦争」という言葉がついているくらい、経済と貿易と言っていますが、中国共産党の独裁体制のレジーム・チェンジまでアメリカはやると言う。10月4日のペンス副大統領の演説、あれはかつてイギリスの「鉄のカーテン」という演説になぞらえる人もいるくらい、体制が変わるまでやるのだと。
単に貿易の問題と言っていますが、そこに留まらないほど、アメリカがアジアを向いてきちんとやるということです。中国側から見ると、いまは人民元が下がっていて経済もよくない。先日、安倍総理が訪中したときも、習近平さんはトランプさんのことばかり安倍さんに聞いていたそうです。そのくらい大変なのです。それから、インターポールの総裁を連れて帰りました。

飯田)収監してしまいましたね。

末延)彼は、依然として力のある江沢民派だと言われている。それで「資金の持ち出しがあるんじゃないか」ということで、捕まりました。中国は権力が非常に強く見えますが、内部の闘争が同時にあるわけで、現在は内外共に厳しい状況です。

飯田)インターポールの総裁も、習近平氏やその周辺の秘密をいろいろ握っていて、それをパリにいる奥さんに託したのではないか、みたいな話もあります。

末延)それから、ファン・ビンビンさんの脱税もありましたね。中国は一気に急成長したので、ガタガタしているのですよ。トランプさんが得意のTwitter政治にみんなすっかり流されちゃったけれど、危なっかしいのですが、動かしていますよね。週明けは中間選挙で、予想よりは共和党が盛り返すと言われています。

中国の体制が変わらなければ、ただの貿易問題では終わらない

飯田)先ほど「鉄のカーテン」の話がありました。チャーチルさんは、当時すでにイギリス首相からは退いていましたが、1946年の演説ですよね。

末延)あそこから東西冷戦が始まったのですよ。

飯田)しかも、その冷戦が終わったのは40年くらい経った後ですよね。

末延)この間のペンスさんの演説は、米中新冷戦のベースになる始まりの演説だったと思うのです。それにしては、日本のメディア全体の受け止めが貿易問題と関税の話で終わっていますが、ことはそう簡単ではない。もちろん中国と日本は上手く付き合った方が良いのですが、あれだけの大国が独裁体制であることを考えれば、日本が上手くやらないとそう甘くはないですよね。

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