「常に誇りを持って戦う!」バスケットボール女子日本代表・内海知秀監督(57歳) スポーツ人間模様

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リオオリンピックで頑張っている姿をアピールしているのが、3大会ぶりの出場となった、バスケットボール女子日本代表でしょう。
1次リーグでは世界ランク2位のオーストラリアをスピードで翻弄して惜敗したものの、世界4位のフランスを破るなど3勝をあげています。
1996年のアトランタ以来5大会ぶりの決勝トーナメント進出を果たしました。

出場12か国中、最も若い平均年齢24.7歳のチームを率いているのは内海知秀監督です。
青森県三沢市出身。
三沢といえば脳裏に浮かぶのは、甲子園球児の元祖・アイドルで近鉄・阪神などで活躍した太田幸司さん。
当然ながら、三沢では当時の太田さんにあこがれ少年のほとんどが野球をやった。
しかし、内海さんはバスケットボールを選択した。
素質はピカイチで名門能代工業高へ進むと、あまりのうまさにバスケット界の太田幸司といわれたほどです。
卒業後は日体大から現在のジャパンエナジーの前身、日本鉱業でプレー。
日本代表へも選出されたものの、オリンピック出場は果たせず現役を引退しています。

指導者としてのスタートは公募で採用された札幌大学のコーチ。
独自の勝負哲学で就任中の13年間すべて日本大学選手権(インカレ)へ導いています。
そんな実績が評価され、社会人の強豪ジャパンエナジー女子チームに招聘されました。
初めて、女子日本代表の監督となったのは2002年でアテネ五輪出場。
リオ五輪は通算3回目の監督就任で2011年からつとめています。

平均身長が180センチ以上でなければ女子でも世界には通用しないが定説でした。
でも、若手に総入れ替えして史上最強とまでいわれたチームをつくり上げています。
思い切ったのは、自身の教え子でなでしこの澤穂希的なカリスマ、大神雄子を代表から外したこと。
スピード・高さ・タフの3要素を兼ね備えた12人は3ポイントシュートを重視する内海戦術にマッチした逸材ばかりです。

今の若手に根性や忍耐などの精神論は通用しません。
きっちりとデータを示してヤル気を起こさせる。
さらには、昨年から日本バスケット協会の会長に就任した川淵三郎さんが、なでしこジャパンを世界一へ誘ったように女子の強化にも本腰を入れており、五輪出場の報奨金は1人が30万円。
そしてリオ五輪でメダルを獲得したらごほうびをと選手へ約束しています。
ちなみに選手側からは、「チーム全員で海外旅行。イタリアへ行きたい」とリクエストがありました。当初はグアム旅行ぐらいだろう、と思っていたそうですが、「ポケットマネーでプレゼントする」。

さて日本時間17日は五輪を5連覇中のアメリカとの大一番です。
常に「誇りを持って戦う」と宣言している内海監督。
勝てば、五輪史上に残るジャイアントキリングとなります-。

8月15日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」