しゃベルシネマ

とにかくすべてが新しい!『カメラを止めるな!』に続く“バズムービー”を見逃すな‼

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第502回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、10月26日公開の『search/サーチ』を掘り起こします。


これまで誰も観たことがないデジタル・ミステリー


16歳の女子高生マーゴットが忽然と姿を消した。行方不明事件として捜査が始まるが、家出なのか誘拐なのかが判明しないまま、37時間が経過。娘の無事を信じたい父デビッドは、マーゴットのPCにログインし、娘が登録しているSNSへとアクセスを試みる。

Instagram、Facebook、Twitter…。そこに映し出されたのは、いつも快活なマーゴットとはまったく別人の、自分の知らない娘の姿だった…。


『スタートレック』シリーズのスールー役で知られるジョン・チョーが主演を務めるサスペンス・スリラー『search/サーチ』。サンダンス映画祭2018ではNEXT部門の観客賞を受賞。またアメリカ最大の批評サイト「Rotten Tomatoes」では93点という驚異の得点を記録した本作。

日本でも公開前から感度の良い映画通の間では話題沸騰。「『カメラを止めるな!』の次に“バズる”映画はコレだ!」と、注目されています。


そのいちばんの理由として挙げられるのが、全編にわたってストーリーがパソコンの画面上で展開されるということ。PC画面上でSkypeやiMessageを使ってやり取りをしたり、Instagram、Facebook、Twitterといった私たちの生活のなかにすっかり浸透しているSNSの画面から娘の失踪に関する新たな情報を得たりすることによって、「いま、実際に起こっている」ような錯覚を覚えさせ、こうした事件が自分の身にも起こりうるような生々しさを演出することに成功。

それと同時に、SNSで誰かと繋がっている感覚がないと落ち着かない、デジタルネイティブならではの“あるある”を盛り込みながら、その奥に潜むネット社会の闇をあぶり出しています。


全編に散りばめられた伏線をしっかり回収していく脚本力もお見事。ほんのちょっとしたアイデアがあれば、映画はもっともっと面白くなる。それを実証している本作は、映画そのものの概念を根底から変えてしまうほど画期的。まさに、いま観るべき映画です。


search/サーチ
2018年10月26日から全国ロードショー
監督:アニーシュ・チャガンティ
出演:ジョン・チョー、ミシェル・ラー、ジョセフ・リー、デブラ・メッシング ほか
公式サイト http://www.search-movie.jp/

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