好角家・能町みね子とやくみつるが語る相撲界への不満「仲が良すぎる」

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好角家・能町みね子とやくみつるが語る相撲界への不満「仲が良すぎる」

好角家で知られるコラムニストの能町みね子と、漫画家のやくみつるが、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(10月16日放送)に出演し、「能町みね子とやくみつるの相撲界 グチってハッピー!」と題して、相撲界の現状に対する不満を語った。

まず1つ目の不満は、「立会いが乱れていること」
現在、相撲界では相撲協会や、貴乃花問題などが話題になっているが、能町は「土俵内の方が問題。最近、立会いが乱れているのが見てて嫌なんです。」と語った。能町によると、立会いとは力士同士が目を合わせ、二人で呼吸を合わせて立つのだという。「そこに最近、変な駆け引きがあるんです。目も合わさずにドーンってぶつかって、待ったになって。グダグダして相撲もはっきりしないまま終わる。」と語り、「反則じゃないけど、ちょっとみっともないですよね。」と不満を示した。さらに「昔は制限時間までの立会いがもっとあったけど、今は年に1回すらないですよね。」と、現在の立会いに物足りなさを感じているとのこと。この話を受け、やくは「昔は強豪の横綱に対して、1回目で立ち会うこともありましたよね。横綱は虚をつかれるんですが、昔の横綱はそれを受けるんです。今の横綱は受けるのかな。待ったするんじゃないかな。」と今の横綱陣に疑問を呈した。

続いて、2つ目の不満は、「力士の仲が良すぎること」
相撲協会ではSNSなどで、巡業情報の他に、力士のプライベートの様子も発信しているが、「あれで人気が高まった部分はあるので、一概に否定しないんですが、『俺は馴れ合いはしない。みんな敵だ』みたいな力士が一人ぐらいいて欲しい。」と注文をつけた。番組パーソナリティーの垣花正アナウンサーが「遠藤のお姫様だっこを見て、なにくそって思う力士がいても良いってことですね?」と問うと、「むしろ遠藤の方がそっちなんですよ。取り組み後のインタビューはぶっきらぼうなんですけど、あの感じが好きなんですよね。」と遠藤の力士としての姿勢を絶賛した。

最後、3つ目の不満は、「三賞を出さなすぎであること」
先日の秋場所は三賞不在で終了して話題になったが、能町は「これはケチすぎる。」と憤慨。「活躍した力士がいなかったわけじゃなかったんです。私の中にはいたんです。そういう優勝以外の賞が力士の励みになるのに。」と相撲界を盛り上げるためにも、もっと力士を表彰すべきであると苦言を呈した。ちなみに、秋場所で三賞に相当した選手について聞かれると、「小結の貴景勝にあげたい。9勝でしたけど相撲内容が良かった。」と自身の考えを明かすと、すかさず、やくは「10勝の貴ノ岩の方がいいんじゃないか。」と反論。能町は、「このように意見が分かれると、二人ともあげないってなっちゃうんです。両方にあげればいいのに。」とまとめ、この話題を締めくくった。

垣花正 あなたとハッピー!
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