「ズッキーニ」っていつ日本に来た? 【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

By -  公開:  更新:

55712e65981f2125ae3dedfbe34956ba_s(w680)

※この記事は2016年に書かれたものです

ズッキーニの基礎知識

歴史や産地

北アメリカやメキシコが原産地のズッキーニですが、16世紀の頃、ヨーロッパで栽培が始まったと言われています。
500年以上の歴史がありますが、日本での歴史はまだ浅くて、1980年頃、アメリカから輸入されたものが“新野菜”として広まったそうです。

日本では宮崎県と長野県が全体の6割以上を占める

日本では宮崎県と長野県が、代表的な生産地で、全体の6割以上を、この2つの県で占めているそうです。

栄養と効能

続いて、ズッキーニの栄養です。カボチャの仲間ですが、カボチャと比べると、糖類やデンプンが少ないので、低カロリーです。

β-カロテン

そんなズッキーニには、抗酸化作用が期待されるβ-カロテンが含まれています。
またβ-カロテンは体に吸収されると、必要に応じてビタミンAに変化します。
そんなβ-カロテンは油に溶けやすいので、油と一緒に調理することで、体内への吸収量がアップします。
ですので、ズッキーニはオリーブオイルなどで炒めて頂くのが良いということになりますネ。

カリウム、ビタミンCなど

他にもビタミンKやビタミンC、カリウム、カルシウムなども含まれています。
カリウムは高血圧の予防や、むくみの解消に効果的と言われていますし、ビタミンCは疲労回復や免疫力のアップに効果が期待されています。
そんな栄養をたっぷり含んだズッキーニを頂くことで、夏バテを防ぐことも期待出来ます。

苦味成分『ククルビタシン』

ズッキーニにはカボチャの仲間ではありますが、キュウリ、スイカと同じ『ウリ科』の植物でもあります。
『ウリ科の植物』には『ククルビタシン』といわれる苦味成分が含まれています。
とは言っても、含まれる量はごくわずかだそうです。
それでも、ズッキーニを頂いた時、何か強い苦みですとか渋みを感じた時は、食べずに廃棄してしまうのが良いそうです。

(2016/8/9放送分より)

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい
ニッポン放送ほか全国ネット
ニッポン放送 毎週月曜~金曜 朝7:37から(「高嶋ひでたけのあさラジ!」内)
※ネット局の放送時間は各放送局のホームページでお確かめください。

Page top