「箱根駅伝」は熱中症で倒れた選手の悔しさから生まれた

By -  公開:  更新:

「ハロー千葉」では、千葉のイベント情報に合わせて耳より情報を紹介する。今回は、「長柄町一周駅伝」の話題だ。

「駅伝」と聞くと、思い浮かべるのはご存知「箱根駅伝」
発祥は1917年(大正6年)の「東海道駅伝徒歩競走」と言われる、長い歴史を持つ大会です。
国際名称は「Road relay」と名前がついていますが、日本でのみ行われる競技であるため、海外でもそのまま「Ekiden」と呼ばれたりするそうです。

そもそも「駅伝」が誕生した背景には、オリンピックにまつわる、とある理由がありました。
かつて1912年(明治45年)に、ストックホルムオリンピックで走者をつとめた「金栗四三(かなくり しそう)」さん。マラソンの父とも称される選手ですが、実はこのレース途中、金栗さんは熱中症で倒れてしまうのです

日本人はレース初参加であり、まだまだ選手サポートのノウハウが確立していなかったこと。また、スウェーデンへの道中の疲労や、白夜による睡眠不足など、倒れた経緯には様々な理由があったそうです。
加えてレース当日、金栗さんを迎えるための車が来ず、最高気温40℃のなか、会場まで走らなければならなかったとのこと。
レースそのものもたいへんな過酷さで、なかには翌日死亡してしまう選手もいるくらいでした。

しかし、この一件で世界との差を痛感した金栗さんは、「世界に通用するランナーの育成を」と思いを強めます。
そして、1920年(大正9年)に、記念すべき第1回「箱根駅伝」が開催されたそうです。

現在まで続いている「箱根駅伝」の歴史は、アスリートの強い思いから生まれたものだったのですね。

「箱根駅伝」は熱中症で倒れた選手の悔しさから生まれた
スポーツの秋到来。今日は「長柄町一周駅伝」のご紹介です。

初冬の里山や収穫の終わった田園を駆け抜ける長柄町一周駅伝は、全6区間・25kmのアップダウンのある、変化に富んだタフなコースで、12月16日(日)に開催します。

長柄町青年団の活動の一環として昭和33年スタートした伝統のある大会も、今年で59回目。長い歴史のなかでは、感動や悔しさなど、笑いや涙の数々のドラマも展開されてきました。

遅い紅葉の里山を横目に、人気のコースでタスキを繋ぎませんか?
冬場のトレーニングの一環として、また、練習成果の確認やタイムチャレンジの場として、社会人チームや学生チーム、職場の同僚や友達同士でのご参加お待ちしています。特に女性チームのご参加大歓迎です。
参加の目安は、中学生以上で、概ね2時間以内で全コースを完走できると自信のあるチーム。もちろん、雨天でも実施しますよ。

詳細や参加の申し込みは、長柄町駅伝 大会事務局 0475-35-3242まで。
または、「長柄町一周駅伝」HPでも検索ください。

生涯学習課
〒297-0218 千葉県長生郡長柄町桜谷690 長柄町公民館
生涯学習係(公民館)
電話:0475-35-3242
Fax:0475-35-5095
詳しくはこちら

【ハロー千葉】

Page top