インドネシア・スラウェシ島の震災が大統領選に及ぼす意外な影響

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月1日放送)ジャーナリストの須田慎一郎が出演。インドネシアの地震が、現在行われているインドネシアの大統領選に及ぼす影響について解説した。

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インドネシア・スラウェシ島のパル市で地震と津波で破壊されたモスク(イスラム礼拝所)(インドネシア) 写真提供:時事通信

インドネシア・スラウェシ島で大地震~最終的な死者は1,000人を超える可能性も

先月28日、インドネシアで4番目に大きい島のスラウェシ島で、マグニチュード7.5の大地震と、それに伴う最大3メートルの津波が襲い、死者数はいまのところ832人に上っている。インドネシア副大統領は「最終的な数は数千人になるおそれがある」と述べている。

飯田)スラウェシ島は、ボルネオ島という大きな島の隣で、インドネシアのほぼ中央に位置しています。人口は1,740万人。ここの最大都市パルを津波が襲ったようです。かなり被害が大きいようですね。

須田)インドネシアは島が多い群島国家です。だから、地震や津波の影響を顕著に被りやすい。今後、どういう体制で復旧、復興を進めていくかが、国際協力の点で注目だと思います。

飯田)群島国家で地震と津波。気温は違いますが、日本と似た環境ですね。

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ジャカルタはインドネシア経済の中枢であり、東南アジア屈指の世界都市である(インドネシア – Wikipediaより)

この災害がインドネシアと中国の関係にどう影響するか

須田)少し違う角度から話をします。最近、新興国の元首(大統領や首相)の選挙で、どちらかというと中国に対峙する候補者がどんどん当選している傾向がありますよね。
実は、インドネシアと中国の経済的結びつきは強いのです。日本は新幹線の売り込み商戦で負けて、中国に軍配が上がりました。ただ、中国側が「敷設をする」と言っているのですが、これがかなり遅れているのです。用地買収が進まず、5年ほど遅れた状況があります。また用地買収以外にも、提供する中国側の体制が整っていなかった。それが今回の大統領選挙にどう影響を及ぼすのかに注目していたのです。

飯田)ちょうどインドネシアは大統領選の真っ最中のようです。だから、この災害への対応も試金石になってくる。

須田)どこの国も、災害対応は人気取りに使われやすい傾向があります。だから、ある意味で前述の批判を災害の方へすり替えていこうとしているのかな、という気がしてなりません。

飯田)かつて台湾の新幹線は、フランスで本決まりだったのが、台湾大地震が発生して、日本に代わった例がありますね。

須田)日本は地震国家だから、それに対する備えが大きいのです。技術も運営オペレーション能力もある。
中国の場合は安いのですが、リスクへの対応力については、若干のクエスチョンマークが付きます。そこに注目され始めると、中国製はキツいと思います。

飯田浩司のOK! Cozy up!
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