年間100万人が利用する上野動物園のモノレール『上野懸垂線』

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世界最初のモノレールはいつ頃、誕生したのでしょうか?
1821年にイギリスのヘンリー・ロビンソン・パーマーさんがモノレールの特許を取得し、3年後にロンドン郊外で貨物用として実用化したのが、世界最初のモノレールと考えられています。
このときのモノレールは『跨座式』でした。『懸垂式』のモノレールは1901年、ドイツのヴッパータールに登場したものが最初だそうです。

日本で最初にモノレールが実現したのは、1951年(昭和26年)。これは東京・豊島園の遊具施設でした。
その後、モノレールを将来の有力な都市交通の手段にしよう! と本格的に開発に乗り出しました。
1957(昭和32)年には遊具施設ではなく、法律に基づいた交通機関としては初めてのモノレールが、東京・上野動物園に開業しました。
東京都交通局が運営するモノレールで、正式名称は『上野懸垂線』です。

その名のとおり懸垂式モノレールで、動物園の東側と西側の約300mを、1分半ほどで結んでいます。
300mと距離は短いですが、お年寄りや小さなお子さん、ベビーカーの親御さんなどには、とても便利な乗り物です。
上野動物園の入園料の他に、中学生以上は150円、2歳以上のお子さんは80円の運賃が必要です。

昨年12月、開業60年を迎えましたが、今でも年間100万人を超える方が利用されているそうです。
特に去年生まれたパンダの『シャンシャン』が一般公開されてからは、さらに利用される方が増えているそうです。

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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