ハロー千葉

埋葬の1つのかたち 「宇宙葬」の魅力

「ハロー千葉」では、千葉のイベント情報に合わせて、耳より情報を紹介する。今回は、「史跡長柄横穴群資料館」が紹介する横穴墓(よこあなぼ)の話題だ。

「終活」という言葉が話題になったり、近頃はライフスタイルに合わせた様々なお葬式がありますよね。
仏壇の種類も、従来どおりのオーソドックスなものから、電気仕掛けで位牌が出てくるようなもの、各家庭に合わせたコンパクトで低価格なものなど、時代に沿った新しい形が出てきています。

埋葬の仕方も、宗教的・文化的な理由で、より様々な埋葬スタイルがあります。
今回はそのなかから、ちょっとロマンチックな「宇宙葬」をご紹介したいと思います。

宇宙葬は、亡くなった故人の遺骨を専用カプセル等に納め、ロケットで宇宙に打ち上げる、という埋葬法です。
埋葬の種類的には「散骨」になります。また、容積や質量の制限もあるため、数十人から数百人の遺骨を同時に打ち上げることが多いようです。

金額や重量の関係で、かつては功績を残した著名人などに限られていましたが、近年では一般向けにも利用されるようになりました。
企業によってカプセルにメッセージを記入したり、人工衛星に乗せるもの、月へ向かうものなど、様々なプランがあるそうです。なかにはアプリと連動して、宇宙を周回する軌跡を追えたりと、とてもユニークな方法もあります。

一時は「スペースデブリ(宇宙ゴミ)」になるのでは、という批判もありましたが、基本的にカプセルは大気圏に突入すると消滅するため、文字どおり「星」になるのだそうです。
また、打ち上げ用ロケットも有用なものを使用するため、打ち上げるだけ打ち上げて散骨が終われば廃棄、ということにはならないようです。

科学や技術の進歩によって、かつては考えられなかったようなことも可能になっていく現代。
さらに数十年後には、もしかするといまの私たちが思いもよらない埋葬法が、新たに生まれているかもしれませんね。


「横穴墓(よこあなぼ)」は、古墳時代の終わりごろに造られた死者を埋葬するお墓で、千葉県内におよそ4,500基存在します。
房総半島の中央部長柄町にも390基以上あることが確認されていて、なかでも、36基もの「横穴墓」が密集している「長柄(ながら)横穴群」は国の史跡に指定されています。

墓の内部は、横がおよそ4m、奥行きはおよそ3m。
死者を安置する「玄室(げんしつ)」と呼ばれる部屋が設けられ、羨道(せんどう)と玄室との間に高い段差をもつ「高檀式(こうだんしき)」という大型で迫力のある「横穴墓」はこの地域に限って存在する非常に珍しい形だそうです。

なお、長柄横穴群の傍にある「史跡長柄横穴群資料館」では、実物大の横穴墓が再現されレプリカで描かれた線刻画を見ることができます。
詳しくは、長柄町教育委員会 生涯学習課、0475-35-3242まで。
合わせてホームページもご覧ください。

長柄町教育課生涯学習班
電話番号:0475-35-3242
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