世界でも注目される「和のハーブ」

By -  公開:  更新:

世界でも注目される「和のハーブ」
臨床心理士・ハーバリストの川内美登子が、黒木瞳がパーソナリティの番組「あさナビ」(ニッポン放送)に出演。日本で採れる薬草から作る日本独自のハーブについて解説した。

黒木)今週のゲストはハーバリストの川内美登子さんです。
ハーブのスペシャリストとしてご活躍なさっていて、ハーブの教室を主催されています。それは東京で主催されているのですか?

川内)銀座が本校になっていますが、いまは銀座と同じ内容を全国で学ぶことができます。

黒木)実際に生のハーブを使ってハーブティーを作ることもされているのですか?

川内)農家さんたちと手を取り合って、日本独自のハーブティーを作ります。日本にも桃の葉や柿の葉、ドクダミなど、いい薬草がとても多くあります。私はイギリスからハーブを学びましたが、こういったものをイギリスに恩返しとしてお伝えしたいと思っています。

黒木)そういったハーブは日本独自で、向こうにはないのですか。

川内)そうですね。土地や気候の関係でうまく育たないようです。日本のハーブは品質が良いということで、海外でも一目置かれています。

黒木)和のハーブも川内さんのところで作っているのですか?

川内)農家さんにお願いして作っていただいて、送っていただいたものを飲みやすくブレンドをします。私たちのところで効果を研究してブレンドしたものを地域で売っていただいたり、私たちの方でも販売したり、皆さんと手を取り合ってやっています。イギリスにも持って行きます。

黒木)どこの農家にどんなハーブがある、というのはどういったアンテナでお知りになるのですか?

川内)農協さんや行政の方に問い合わせします。例えば秋田だったらクロモジというものが地域資源として指定されているので、それを使ってハーブを作らせていただきました。長野市の方では、日本では捨てていますがフランスでは飲まれている葡萄の葉をいただいてハーブティーを作っています。47都道府県全部問い合わせをしまして、興味を持ってくださった地域の方々と交流しています。

黒木)和のハーブは、この20種類以外のものですよね。

川内)はい。イギリスでは日本のハーブでソムリエを作れないかと、英国式ではない日本式のブレンドテクニックをやりたいと思っていて、現在準備をしているところです。

世界でも注目される「和のハーブ」
川内美登子/臨床心理士・ハーバリスト

臨床心理士として、日本とイギリスの病院、民間施設で10年間の心理臨床を経験。実践的な心理カウンセリング、心理療法、ハーブ療法などの臨床研修を行う。
イギリス留学中にハーブ・アロマ指導講習を修了。
2005年、心理&ハーブ教室を開校(国立校・銀座本校)。
2008年、「株式会社川内美登子・植物代替療法研究所」を設立。
2010年、「一般社団法人 日本オルタナティブセラピー協会」を設立。
2011年、日本初の厚生労働省認定のハーブ教室に認定。
2015年、ANA国際線ファーストクラスのドリンクメニューに川内さんオリジナルブレンドのハーブティーが採用。
銀座校のハーブ教室の受講生は10年で約2,000名以上。
著書に『英国流ハーブティーソムリエレシピ集』。

ENEOSプレゼンツ あさナビ
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 6:43-6:49

番組情報

黒木瞳のあさナビ

毎週月曜〜金曜 6:41 - 6:47

番組HP

毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳

Page top