ダイアナ妃も使用していた植物療法としてのハーブ

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ダイアナ妃も使用していた植物療法としてのハーブ

川内さんのオリジナルブレンドハーブ『ダイアナ in Love』

臨床心理士・ハーバリストの川内美登子が、黒木瞳がパーソナリティの番組「あさナビ」(ニッポン放送)に出演。イギリスにおける植物療法としてのハーブの在り方について語った。

黒木)今週のゲストは臨床心理士でハーバリストの川内美登子さんです。
ハーブの専門家として活躍されているわけですけれども、いつごろハーブというものに興味を持たれたのですか。

川内)もともと臨床心理士をしていましたが、その関係でイギリスの病院に勤めることになりました。あちらの病院でハーブを漢方として処方しているのを見て、患者さんの役に立つかもしれないと思い、お願いして紹介していただいた植物療法の学校へ夜間に通っていました。

黒木)植物療法の学校があるのですか?

川内)イギリスはそういった教育がすごく充実しています。心に効くハーブを患者さんのために学ぼうと思ったのがきっかけです。

黒木)心のハーブ。臨床心理士でいらっしゃいますから、心に何が良いかということを、いつもアンテナを張っていらっしゃると思うのですけれども。

川内)気分がアップダウンするというときに、お薬が必要なのですが、お薬はハーブが元になっているのです。ですからハーブを患者さんやご家族の方、一緒に含めて飲むようになれば、植物の力で自分で自分を回復できるという方法論を伝えたかった、というのがあります。植物は人間の力を超えているな、と思うところもあって。本当に植物に感謝しています。

黒木)いまおっしゃった症状の方は、どのようなハーブが合うのですか?

川内)お薬を飲まれている場合というのはセントジョーンズワートというものが、医療のなかでも有名になってきたのですが、脳内のビタミンを増やしてくれるものです。脳内のビタミンが減ってしまうと元気がなくなるので、ビタミンを増やしてあげるとまたやる気が出たり、動きが活発になれます。現在お薬を飲まれている方は生姜がいいです。

黒木)生姜。生姜もハーブの種類なのですか?

川内)そうです。

黒木)英国のハーブ文化というのは昔からあったわけですか?

川内)イギリス・ドイツなどですね。ドイツはハーブをお薬として取り扱っていますけれども、イギリスもどちらかというとメディカルとして薬局に置いてあります。

黒木)ハーブを?

川内)はい。昔、薬が無い時代に王様やお姫様に、ハーブという薬効の部分を使ってケアしていたということで、エリザベス女王もチャールズ皇太子も、ハーブを代替療法としてすごく力をいれてくださっています。ダイアナ妃は子供のころから体調不良や予防の際に、かなりハーブをお使いになっていらしたので、あちらにいくとそういうお勉強もさせていただいています。

ダイアナ妃も使用していた植物療法としてのハーブ
川内美登子/臨床心理士・ハーバリスト

臨床心理士として、日本とイギリスの病院、民間施設で10年間の心理臨床を経験。実践的な心理カウンセリング、心理療法、ハーブ療法などの臨床研修を行う。
イギリス留学中にハーブ・アロマ指導講習を修了。
2005年、心理&ハーブ教室を開校(国立校・銀座本校)。
2008年、「株式会社川内美登子・植物代替療法研究所」を設立。
2010年、「一般社団法人 日本オルタナティブセラピー協会」を設立。
2011年、日本初の厚生労働省認定のハーブ教室に認定。
2015年、ANA国際線ファーストクラスのドリンクメニューに川内さんオリジナルブレンドのハーブティーが採用。
銀座校のハーブ教室の受講生は10年で約2,000名以上。
著書に『英国流ハーブティーソムリエレシピ集』。

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