“ハンコ”っていつからあるか知ってる?! 【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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紀元前5500年頃、古代メソポタミア(現在のイラク地方)の人達は小さなキレイな石や貝殻などに、それぞれオリジナルの記号を刻んだモノを持っていたそうです。
その記号を、穀物や織物などに押し付けて、“これは自分のモノですよ”と区別していたそうです。

まさに“ハンコのようなモノ”ですが、“神聖な力が宿っている”と言われていて、当時の人達は紐を通して、首に掛けて持ち歩いていたそうです。

その後、紀元前3300年頃、シュメール人が円筒形のまさに現在のハンコのようなモノを発明しました。
これを『円筒印章(えんとう・いんしょう)』と言います。
このハンコの技術が後に中国にも伝わって、日本にも入って来たとされています。

江戸時代の1784年、現在の福岡県志賀島で、『漢委奴国王(かんの・わのなの・こくおう)』と彫られた黄金のハンコが発見されました。
これは西暦57年、当時の中国の皇帝から贈られたもので、これが“現在も存在する、日本で最も古いハンコ”とされ、国宝になっています。

その後、ハンコは国や地域の権力を示すための『公印』として使われるようになりました。
そして江戸時代になると、庶民もハンコを使うようになって、それ以降の美術品や工芸品には、様々な形でハンコが使われました。
例えば絵画や書には、作者のサインと一緒にハンコを押してそれが誰のものか分かるようにしています。
同じ作者でも作品の大きさや種類、その時の年齢などに合わせて、いくつかのハンコを使い分けていて、そのためハンコによって、いつ頃、描かれたものか分かることもあるそうです。

(2016/8/2放送分より)

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