しゃベルシネマ

欅坂46・平手友梨奈の天才ぶりが、ヤバい。『響 -HIBIKI-』

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第478回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、9月14日から公開となる『響 -HIBIKI-』を掘り起こします。


天才女子高生小説家と周囲の人間が描き出す人間ドラマを、月川翔監督が完全映画化


2014年の連載開始と同時に人気が爆発。「マンガ大賞2017」では大賞に輝いた柳本光晴による「響〜小説家になる方法〜」。圧倒的な文才を持った現役女子高生小説家・鮎喰響を主人公に、彼女の才能と破天荒な性格が巻き起こす出来事を通して、響の成長を描いた物語が実写映画化されました。


スマートフォンやSNSの普及により活字離れが進み、出版不況が叫ばれる文芸界。文芸雑誌「木蓮」の編集部に、一編の新人賞応募作が届く。しかし応募要項を一切無視した作品のため破棄されるはずだったが、編集者の花井ふみが目を留めたことから状況は変わり始める。

「お伽の庭」と題されたその小説を書いたのは、15歳女子高生・鮎喰響。圧倒的な才能を感じさせ、文学の世界に革命をもたらす可能性を秘めている響だったが、彼女はかなりの変わり者。自分の生き方を絶対に曲げず、世間の常識や慣習に囚われて建前で生きる人々のごまかしを許すことができない少女だった。そんな彼女の行動は、様々な人々に影響を与え、その価値観を変えていく…。


主人公・鮎喰響を演じるのは、本作が映画初出演にして初主演となる欅坂46の平手友梨奈。鋭い眼光が光るビジュアルは、コミックで描かれているキャラクターの響そのもの。見た目だけでなく、彼女の持つカリスマ性も存分に発揮し、その堂々たる演技は必見です。

共演陣も北川景子、アヤカ・ウィルソン、柳楽優弥、小栗旬と超豪華。『君の膵臓をたべたい』をはじめ数々のヒット作を手がける月川翔監督が、主人公の圧倒的な才能を軸に、周囲の人々の心の葛藤を巧みに描いています。


なにはともあれ、本作でのいちばんの成功は、響役を平手友梨奈が演じていることと言っても過言ではありません。ファンにとっては“欅坂46不動のセンター”という彼女のグループでのポジションと役柄とのシンクロ率の高さを感じるかもしれませんが、それ以上に、平手友梨奈というひとりの“映画女優誕生”の瞬間さえ予感させるその存在感は、彼女のファンならずとも魅了されてしまうことでしょう。いわゆるアイドル映画とは一線を画した鮮烈さこそ、本作の魅力です。


響 -HIBIKI-
2018年9月14日(金)から全国東宝系にて公開
監督:月川翔
脚本:西田征史
原作:柳本光晴「響〜小説家になる方法〜」(小学館「ビックコミックスペリオール」連載中)
音楽:伊藤ゴロー 劇中曲:小島裕規
出演:平手友梨奈、アヤカ・ウィルソン、柳楽優弥、小栗旬、北川景子 ほか
©2018映画「響 -HIBIKI-」製作委員会 ©柳本光晴/小学館
公式サイト http://www.hibiki-the-movie.jp/

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