バドミントン・奥原 ケガとの戦いだったこれまでの選手人生

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「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月24日放送)では、アジア大会のバトミントン女子団体で、日本の優勝に大きく貢献したバトミントン・奥原希望選手を取り上げた。

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【2018ジャカルタアジア大会】バドミントン 女子団体決勝 日本対中国 第2セット 奥原希望=2018年8月22日午後、ジャカルタ 写真提供:産経新聞社

一昨日行われたアジア大会のバドミントン女子団体の決勝、日本の相手は、大会5連覇中の絶対女王・中国。1勝1敗で迎えた第3試合、世界ランキング8位の奥原希望選手は、世界ランキング7位の選手と対戦しました。得意のラリー戦に持ち込み、迎えた最終ゲーム、17対6から8点を連取されましたが、冷静にショットを決め、ゲームカウント2対1で勝利、金メダルに王手をかけて、第四試合の“タカマツペア”に繋ぎました。

「チームで中国に勝てれば、1番という証拠。日本の強さを示せた」

と、奥原は、表彰台の一番高いところで笑顔を見せました。

1995年、長野県に生まれた奥原は、高校でバドミントン部の副顧問をしていた父親の影響で、7歳からバドミントンを始めました。少しでも気を抜けば怒号が飛んだ、という厳しい指導の下、着実に実力を付け、高校ではインターハイ優勝はもちろん、全日本選手権を史上最年少となる16歳8か月で制覇。さらに世界ジュニア選手権では、日本人初優勝を果たしました。卒業後は実業団でプレー、世界ランキングの上位8人のみが出場できる「スーパーシリーズファイナルズ」で日本人初優勝を飾るなど、日本のバドミントン界のエースに成長。そして、一昨年のリオ・オリンピックでは、銅メダルに輝きました。

身長156センチの小柄な体ながら驚異的なスタミナでコートを走り回り、2、3手先を読む「詰め将棋」のようなスタイルで、世界の強敵を倒してきた奥原ですが、そのバドミントン人生は、常にケガとの戦いでもありました。高校3年の時には、左膝を痛めて手術。復帰した翌年、今度は右膝を手術、この時はバドミントンを辞めることも頭をよぎったといいます。さらに、リオ・オリンピック後の去年は、右肩と右膝のケガに苦しみ、大会を棄権し涙したこともありました。

しかし、ケガの度、厳しいリハビリを乗り越え、より強くなって戻ってきた奥原。明日始まるアジア大会・女子シングルス、そして2年後の東京オリンピックでどんな活躍を見せてくれるのか? バドミントン界の小さなエースの期待にしましょう!

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