なぜ本田選手がカンボジア代表を指揮しようと思ったのか

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「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月16日放送)では、オーストラリアのクラブ、メルボルン・ビクトリーへの移籍会見を行ったサッカー・本田圭佑選手の「アナザーストーリー」を紹介した。

FIFAワールドカップ・ロシア大会では、3大会連続ゴールを決めた本田選手でしたが、大会後に代表引退を表明。所属していたメキシコのクラブ・パチューカも退団することに決め、今後はどうするのか去就が注目されていましたが、本田選手が新天地に選んだのはオーストラリアの「Aリーグ」でした。

去年、イタリアの名門・ACミランを退団してメキシコへ行ったときもそうでしたが、好奇心がとにかく旺盛な本田選手。移籍先の選び方は、

「自分が面白いと感じられる、刺激的なチームかどうか」

なのです。メルボルン・ビクトリーを選んだ理由は、

「前例のない自分の新しい挑戦を受け入れてくれたから」

……それはなんと、現役生活を続けながらカンボジア代表の監督に就任することでした。この“二刀流”宣言は、まさに前例のないことですが、FIFA・国際サッカー連盟にも問い合わせ、「ルール上は問題ない」とのお墨付きを得たそうです。

しかし、なぜ本田選手がカンボジア代表を指揮しようと思ったのか? 実は3年前、ロシアワールドカップ行きを懸けたアジア2次予選で日本はカンボジアと対戦しているのです。カンボジア代表はFIFAランク3ケタ台で、日本代表としては当然圧勝しなければいけない相手でしたが、前半を0対0のまま無失点で折り返さすなど善戦。これで興味を持った本田選手は、カンボジアの国内クラブの事実上のオーナーになったり、現地でサッカースクールを開校するなど、

「カンボジアサッカーの発展にひと役買いたい」

という思いがあったそうで、その夢をさらにまた大きく一歩前進させたのです。

とはいえ、本田選手は監督ができるライセンスをまだ持っていませんので、当面は本田選手の個人パートナーを務めるアルゼンチン人が監督に就任。本田選手はGM的な立場に廻り、週に数回、テレビ会議システムを使って強化にあたっていくそうです。

また、各国のリーグ戦が休みの時期は、本田選手自身がカンボジアに駆け付けて直接指導を行うそうで、こうすれば現役選手と代表監督の“二刀流”は十分可能とのこと。これまで何度もビッグマウスと言われながら、いくつもの夢を実現させてきた本田選手。将来、強くなったカンボジアが日本代表を苦しめる……なんてシーンが見られるかもしれません。そしてオーストラリアでの活躍も、期待しましょう!

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