東京医科大学不正入試問題~ハーバード大学との対比から見えるもの

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ニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」(8月8日放送)に国際政治アナリストの藤井厳喜が出演。東京医科大学の不正入試問題について解説した。

東京医科大学の不正入試問題で内部調査委員会が調査結果を公表

一次試験、ならびに小論文の試験で得点の操作をしたとする東京医大の不正入試問題で、内部調査委員会が調査報告書を公表。不正は医科大の臼井前理事長と鈴木前学長が指導したと指摘した。

飯田)この問題、どうご覧になります。

藤井)根本的なことを言うといろいろな話が出てくると思うんですよ。これはけしからんということでいいのでしょうけれど。ただ、ある人たちを優遇的に入れるということはいいのか悪いのか、ということも考えていいのかもしれないです。極端な話をしますが、アメリカで暗殺されたジョン・F・ケネディ大統領、あの人の卒業したハーバード大学は堂々たる裏口入学で入ったものです。

飯田)おお~。

藤井)親父さんが当時100万ドル寄付したということです。

飯田)なるほど。

藤井)はじめの年はプリンストンに行っていた。でもプリンストンを出ても将来大統領になれない。やはりハーバードでなくては駄目だと。1年が終わったところで転学した。そのとき、入るために払ったのが100万ドル、当時のお金で100万ドルです。1930年代後半で。

飯田)今よりも貨幣価値が相当違いますね。

藤井)10倍とかでしょ。でも、馬鹿ではハーバード大学を卒業できない。ハーバードのいいところは、その100万ドルで、どれだけ貧乏な学生に奨学金を出せるかと。考えたらいいじゃないですか。ハーバードはハーバードの取りたい学生を取りますということです。

飯田)はい。

藤井)そういうポリシーですよね。私立大学だから。
だから例えば、女性の働く時間が短いから、その女性の比率を低くするというのはそれだけを純粋に考えるとある程度理屈があるのかもしれない。

飯田)まあ現場の声などを聞くとね。やっぱそのへんのまあ、男にできる仕事、女性にしかできない仕事、というのがどうしても発生するんだというような話も出てきました。

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