野田聖子氏推薦人確保困難~安倍総理の総裁選にも影響

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月26日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。情報公開請求漏洩問題により、総裁選の出馬が厳しい状態になった野田聖子総務大臣について解説した。

野田聖子 野田 聖子 首相官邸 野田聖子総務相 総務相

政治 閣議を終え、記者団の質問に答える野田聖子総務相=2018年7月24日午前、首相官邸 写真提供:産経新聞社

野田聖子総務相の推薦人確保が困難~情報公開請求漏洩が追い打ちに

9月の自民党総裁選に出馬の意欲を見せていた野田聖子総務大臣。事務所が金融庁へ説明要求したことに絡む情報公開請求の内容を漏洩した問題が直撃したことにより、出馬に必要な20人の推薦人の確保が難しくなりそうだ。周囲からは早期撤退論も出始めている。以下は、この問題に関して会見で答えている菅官房長官である。

菅官房長官)本件について基本的には野田総務大臣にお尋ねしていただきたいと思いますが、金融庁が開示請求に関する情報を事前に伝えたことについてはきわめて不適切。あってはならないことであります。

記者)金融庁の職員を処分するとか、そうしたことは検討されていますか?

菅官房長官)当然に、何らかの対応はしたいと思っています。

飯田)今週になって急に出てきた話ですね。

鈴木)朝日新聞がスクープしました。野田さんにしてみるとマズい話ですよね。特に、金融庁の説明のところに立ち会ってどうのこうのと。この話もそうですが、やはり情報公開の扱い方。そこを巡ってのところの方が、大問題ですよね。

政権運営を考慮して一騎打ちより複数人の出馬を望んでいる議員もいる

鈴木)野田さんは「総裁選に出る」と明言していました。これが黄色信号というか、「どうなの?」となってきますよね。以前、野田さんと廊下で会ったときにストレートに「総裁選はどうか?」と聞いたら、そのときも「推薦人かなぁ」と本人は言っていました。安倍総理の側近も、総裁選は、いま出ると言われているのは石破さんですが、「彼との一騎打ちよりは、何人かでやった方がいい」と考える人もいます。一騎打ちは何がきっかけでどうひっくり返るか分からないリスクがあるし、終わった後に溝ができてしまう。それは次の政権運営にも支障があるかもしれない。「一騎打ちより何人かでやった方がいい」と考える安倍総理の側近もいるのです。

飯田)何人かいる方が、メディアも注目して盛り上がりますよね。

鈴木)野田さんは「やる」と明言しています。女性初の総理を目指すということで、ある種の争点にもなります。推薦人が足りないなら、変な話ですが、「推薦人を貸す」としてでも…と言う人もいたのです。
だけど、こういう大問題になってくると、それ以前の話になってきますよね。推薦人をそもそも貸せるのか、総裁選に出る資格があるのか、となってくる。その辺はこれからの世論次第です。本人の説明責任もあります。この辺が1つポイントになってくるでしょう。

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