全国で2,000人の熱中症患者~全身に100枚のカイロを付けているような暑さが続く

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月16日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。日本列島を襲っている猛暑と熱中症について語った。

全国で2,000人の熱中症患者~全身に100枚のカイロを付けているような暑さが続く

3連休各地で猛暑日~熱中症で救急搬送相次ぐ

3連休中日の昨日。日本列島は東北から九州にかけて高気圧に覆われ気温が上昇。35度以上の猛暑日となる地域が相次いだ。熱中症で救急搬送された人は全国で2,000人に上っている。東京都心でも、2日連続の猛暑日を記録した。

飯田)本当に連日暑いですね。まずは新行アナウンサーから、今日の天気についてです。今日も、暑さが続くのですね。

新行)土曜、日曜と暑さが続きましたが、今日もこの暑さが続く見込みになっています。東京都心での最高気温が35度の予想です。
ただ、午後は大気の状態が不安定ですので、にわか雨や雷雨のところもありそうです。しかし、朝から日差しが強く照りつけるということですので、注意が必要です。

飯田)有楽町のニッポン放送屋上にある温度計は既に30.9度を示しています。かなり日差しもつらい。須田さん、これは堪えますよね。

須田)しかも3連休ですので、家族連れの行楽客が出回っているのです。すると、やはりお子様の熱中症ですね。熱中症対策に、親御さんは気を使われた方がいいですね。昨日町中を歩きましたが、みんなバテていましたよ。

飯田)やはり子供の方がよりアスファルトに近いから、熱の影響を受けますよね。

須田)適切に水を飲み、塩分補給するべきです。
よく「冷房・クーラーを付けるのを我慢しないで」と言いますが、「何度以上になったら、必ず付ける!」みたいに線引きして欲しいです。

経験によるクーラーの我慢は厳禁~現代の夏は過去と比較して気温が上がっている

飯田)Twitterでも、「家のクーラーが壊れていて、いまは無い」と言う方もいましたが、それなら、たとえば地域の図書館へ行くとか。そういうところへ、夏の日差しが強い間は、もはや避難ですよね。

須田)確かに自分の人生経験からすると、「少しは我慢できる!」と我々世代(50代後半)やその上は、考えてしまいがちです。ただ、我々が若かった、子供の頃と現代では気温が違います。その違いを認識しなければダメだと思います。

飯田)昨日、京都大学の教授の方で、海洋環境学をやっている方に聞いたのですが、照り返しによる輻射熱は、およそ100ワットの熱量を身体に与えるそうです。携帯カイロが1個1ワットだから、ようするに夏は、100枚のカイロを全身に貼り付けているようなものだそうです。

須田)加えて、まだ7月です。夜の気温がそんなに上がらないのです。だから、夜は寝苦しいことはそんなに無いけれど、これから8月へ向けて、どんどん夜の温度でも体力を失うことになると思います。

飯田)そうですよね。本当に熱中症にご注意いただければ、と思います。こまめな水分、それから塩分の補給をして、クーラーなどもしっかり使い命を守っていただければ、と思います。

 

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