ジャイアンツ一筋!巨人・内海哲也投手(34歳) スポーツ人間模様

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写真提供:産経新聞社

巨人の内海哲也投手、今シーズンは左前腕の炎症で2軍スタート。
オープン戦では防御率が10点台と散々の状況で迎えました。
もっとも調整不足は明らかで、1軍へ昇格し初登板を果たしたのは5月17日の横浜DeNA戦。6回途中まで3失点で、試合はつくったといえるかもしれませんが、本人は「良かった時の2割以下。狙った所にボールがいかない。」と反省することしきりでした。

初勝利をあげたのは3度目の登板となったオリックス戦です。
昨年10月4日以来の勝ち星は格別!勢いが出て、自信もよみがえってきます。
振り返ってみれば2011&2012年の最多賞。
2012年は日本シリーズでMVPも獲得して、原監督の黄金時代を築いたエースでした。
前回の阪神戦では2年ぶりの2ケタ奪三振で5勝目をマーク。
内海が2軍で調整している時、高橋監督に「(菅野)智之と2人が軸になって、ローテーションを回せると思っていた。頑張ってこい。」と激励を受け、「絶対に由伸監督を胴上げしたい」と公言。
出遅れたとはいえ、気が付けば、先発陣では菅野の6勝に続く、勝利をあげています。

ここ2年間は、左肩、左腕の故障で不本意なシーズンを送ってきただけに、人一倍、責任感の強い内海は今夜の試合がいかに大事であるかがわかっているでしょう。
敦賀気比高3年時の2000年、複数球団がドラフトで獲得するつもりでいたものの、祖父の五十雄さんが、かつて巨人に在籍したことから、ジャイアンツ以外は拒否を明言。
にもかかわらず、オリックスが1位指名して、内海は社会人へすすみ、回り道をしました。

忠誠心では、この人にかなう選手はいないかもしれません。
2005年、成績不振のため、契約を1年残して辞任した堀内監督の元を訪ね、「お力になれずにすみません。」と1人でおわびにいったほどです。
これには、堀内さんも感激したのでしょう。
「何であやまる必要がある。おれは内海で夢をみた。これからの巨人は、若い投手が必要だ。それが内海だったから。」
と前置きして、
「自分を信用しなくてもいい。でも、おれの目を信用してほしい。謝るなら、おれが正しかったことを証明してほしい。」
と激励されています。

巨人愛がようやく報われたのは、2003年のドラフトです。自由獲得枠で入団。
プロ野球は、1992年から2006年まで希望枠入団制度が施行されていました。選手が抽選ではなく、選手が球団を選択できる。
巨人へは22人がこの制度を利用して入団しましたが現在、在籍するのは、内海と阿部の2人だけ。
その阿部は24日の横浜DeNA戦で今季初めて、4番に抜てきされています。
両ベテランに賭けた高橋さい配。きっと意気に感じてくれるでしょう。

(原文)青木政司

7月26日(火) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」