しゃベルシネマ

SW、やっぱり面白い!『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第439回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、6月29日に公開した『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』を掘り起こします。


若き日のハン・ソロ、その真実に迫る!


『スター・ウォーズ』シリーズ中でも屈指の人気を誇るキャラクター、ハン・ソロ。銀河一の高速船ミレニアム・ファルコンを操る伝説の運び屋で、相棒チューバッカと共に『スター・ウォーズ4/新たなる希望』で初登場。予測不能な大胆不敵さであらゆる世代を魅了する男の若き日にフォーカスした、アナザー・ストーリーが誕生しました。

愛すべき悪党ハン・ソロは、いかにして生まれたのか。その謎が、ついに明らかに!


物語の舞台は、シリーズ第1弾『スター・ウォーズ4/新たなる希望』の10年前。ハン・ソロとチューバッカの出会い、ミレニアム・ファルコン号を入手したエピソードなど、ファンにとって気になるSW史の隙間をぐいぐい埋めていくと同時に、ハン・ソロの冒険劇を鮮やかに活写しています。

ハリソン・フォードが演じたハン・ソロの若き日を演じるのは、『ヘイル、シーザー!』で注目された新星オールデン・エアエンライク。すでに世界中で愛されているキャラクターを演じるというだけでも大役なのに、そのキャラクターがハリソン・フォード演じるハン・ソロへとつながっていく…と思うと、非常な困難をともない、プレッシャーも大きかったはず。しかし、宇宙一のパイロットになる夢をガムシャラに追いかける青年を好演。ミレニアム・ファルコンに初めて乗り込んだ時にみせる瞳の輝きに、思わず胸キュン。本作をきっかけに大ブレイク間違いなしの俳優さんです。


そして映画ファンならば注目したいのが、あのロン・ハワード監督がメガホンを取ったということ。当初、このプロジェクトはフィル・ロード&クリストファー・ミラーの監督コンビで動き出したものの、クリエイティブ面での相違で降板。その後を引き継いだのが、『ダヴィンチ・コード』シリーズなどで知られる名匠ロン・ハワード監督。

しかもSWシリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスとは『アメリカン・グラフィティ』や『ウィロー』を共に手がけ、映画史の一時代を築いてきたソウル・フレンド。ジョージ・ルーカスが創造した世界をロン・ハワードが引き継ぐ…という構図は、それだけで感慨を覚えるファンも多いはず。

同シリーズの元ネタである西部劇や黒澤明監督作品が持つテイストをふんだんに盛り込み、旧3部作へのリスペクトにあふれた作品であると同時に、“ひとりの男が自由を求める物語”という、これまでにはなかった新たな“扉”を開いたのは、ロン・ハワード監督の熟練した職人技のなせる偉業でしょう。


映画というものはスクリーンを通じて楽しむ、2次元の世界。しかし宇宙には、まだまだ未知の部分が多く、その神秘は私たちを惹きつけてやみません。『スター・ウォーズ』シリーズという“宇宙”の素晴らしさは、さまざまなベクトルからストーリーを生み出し、エンターテイメントの可能性を追求しているところではないかと改めて推察します。

まぁ、難しいコトはともかく、やっぱり『スター・ウォーズ』は面白い!…というコトを、再認識させてくれる作品です。


ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
2018年6月29日から全国ロードショー
監督:ロン・ハワード
出演:オールデン・エアエンライク、ウッディ・ハレルソン、エミリア・クラーク、ドナルド・グローヴァー、ヨーナス・スオタモほか
©2018 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
公式サイト https://starwars.disney.co.jp/movie/hansolo.html

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