ハサミの歴史と種類 『U字型』と『X字型』

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ハサミは大きく分けると、2つの種類があります。『U字型』『X字型』です。

『U字型のハサミ』は、1本の鉄を折曲げて作られていて、指を入れる穴が無くて、握るようにして持って使います。代表的なハサミが『握り鋏(にぎりばさみ)』で、『糸切りばさみ』『和鋏(わばさみ)』とも呼ばれています。

『X字型のハサミ』は、2本の鉄を交差させたもので、代表的なハサミが、紙を切ったりする時に使う、文房具のハサミや裁縫の時に使う『裁ち鋏』、花や小枝を切る時に使う『花鋏(はなばさみ)』です。

ハサミの歴史はとても古くて、紀元前1,500年頃には既にあったと言われています。その中でも紀元前1,000年頃、古代ギリシア時代に作られたとされるハサミが現存する最古のハサミとされています。このハサミは『U字型の握り鋏』と同じ形をしていて、主に羊毛を刈る時に使われていたと考えられています。

それに対して『X字型のハサミ』は紀元前27年、古代ローマ時代のものが、最も古いとされています。このハサミは羊毛を刈ったり、羊毛の布地を切ったり、女性の髪の毛を切る時に使われていたと考えられています。

日本では、6世紀頃の古墳時代のものと思われるハサミが現存する最古のハサミで、形は『U字型』の変形だそうです。

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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