ママ・アスリートは競技と家庭をどう両立しているのか

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女子7人制ラグビー日本代表候補の寺田明日香選手が、黒木瞳がパーソナリティの番組「あさナビ」(ニッポン放送)に出演。一児のママでもある寺田選手が家庭とラグビーをどのようにして両立させているのかを語った。

黒木)寺田さんには3歳のお嬢様がいらっしゃいますが、母になったアスリートとして、独身の頃とは違いますか?

寺田)まず、痛みに強くなりました。それもあって、ラグビーを始められたのかなと思います。やはりアスリートでも出産は痛く、その痛みはいまでも忘れません。トレーニングでもあれより苦しいものはないと思えるんです。

黒木)出産を経て、あれよりも痛いものはない、と。

寺田)やはり疲れて帰ってきたとき、寝顔を見るとホッとするというか、癒されるというか。全然違いますよ。

黒木)手を握るだけでも違いますしね。

寺田)主人の顔を見るだけとは違いますね(笑)。

黒木)アハハ、それもいいですけど、ね。でも、現役中に摂食障害になったとか、骨折したりとか、自分でどうコントロールすればいいのか迷われたと仰いましたが、やはりご主人やお嬢様がいらっしゃって、そういう支えがあると、泣いている場合じゃないですよね。

寺田)そうですね。いま考えると、「どうしてあんな小さいことで悩んでいたのかな」と思えるようになったので、それは本当に主人と娘のおかげかな、と思います。

黒木)その安らぎがあって、はじめて戦いにいけるじゃないですか。それがなくていつも戦っていると、コントロールしにくくなりますよね。

寺田)そうですね。ずっとコントロールできていたんですが、崩れたものがずっと続いてしまうと、自分からマイナスのオーラしか出ていないような感じになってしまうので、それがやはり主人と娘がいることで、マイナスにいる私をプラスへ持って行ってくれるというか、ゼロまで戻してくれたりするので、そこはスゴく助かっていると思います。

黒木)素晴らしいご家族ですね。でも、オリンピックにぜひ出場なさってほしいですが、2年後には5歳なので、お出でになったら、お嬢様は覚えていらっしゃいますね。

寺田)私たち夫婦の計画としては、ちょうど東京オリンピックが決まった年に、「家族で見たいね」と話しました。最初は家族みんなで見るコンセプトだったのが、「みんなで目指す」に変わったので、より一致団結というか。

黒木)よけいに闘志がみなぎりますよね。でも、練習も過酷だと思いますので、頑張ってください。
でも、どうだろう。娘さんに分かってほしいね。いまは分からないだろうけど。

寺田)私が合宿に行くとき、娘はお留守番で。「果緒の仕事は保育園で、ママの仕事は練習」と言ったんですよ。私はぼろ泣きしましたが、いまの歳でも、そういう理解があるので嬉しいです。

黒木)だから、頑張れるのですよね。家族の支えは自分を勇気づけてくれるし、励ましてくださりますものね。

寺田明日香/女子7人制ラグビー選手
1990年生まれ。北海道札幌市出身。28歳。
小学4年で陸上競技を始め、5年・6年の時、全国小学生陸上で100mで全国2位に。
2005年から陸上・ハードルをはじめ、女子ハードル100mでインターハイ3連覇!
高校3年時のインターハイでは100m、4x100mリレーでも優勝。3冠を達成し、大会最優秀選手に選ばれる大活躍をみせた。
2008年、高校卒業後、北海道ハイテクACに所属。社会人1年目で初めて出場した日本選手権で100mハードル初優勝。以降、3連覇を果たした。
2009年には世界陸上・ベルリン大会に出場。アジア選手権では銀メダルを獲得。
2013年、競技生活引退を表明。
2014年3月に一般男性と結婚され、8月に長女を出産。
2016年夏にママさんアスリートとして、7人制ラグビーへの転向を表明し現役復帰。日本代表の練習生として活動し、2020年・東京オリンピック出場を目指している。

ENEOSプレゼンツ あさナビ
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 6:43-6:49

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