糖尿病の患者でも食べられるチョコレートがあることを知っていますか?

By -  公開:  更新:

糖尿病の患者でも食べられるチョコレートがあることを知っていますか?

株式会社マザーレンカの代表取締役社長・池田貴子が、黒木瞳がパーソナリティの番組「あさナビ」(ニッポン放送)に出演。年間50万個を売り上げる人気の健康志向チョコレート「ドクターズチョコレート」について、その出会いから製造過程までを語った。

黒木)マザーレンカでは主にチョコレートの販売をされているということですが、一般のチョコレートとちょっと違うとか。

池田)調剤薬局様とか、病院・クリニック様で販売させていただいている、糖尿病の方でもお召し上がりいただけるチョコレートを販売しています。

黒木)ここにお持ちいただきました。低カロリー?

池田)そうですね。お砂糖を使っていません。

黒木)「砂糖不使用」と書いてありますね。モグモグ……お砂糖がないのに、チョコレートのいい甘さが出てますけど?

池田)お砂糖の代わりに、マルチトールという、還元麦芽糖由来の物を使っていまして、血糖値が上がらないし、低カロリーで美味しく食べられます。

黒木)もともとはチョコレートを作る職業では無かったんですよね。全然違う分野から、チョコレートを販売するようになりましたが、きっかけというのは?

池田)私もチョコレートが大好きで。あるとき、ベルギーの大手さんがお使いのチョコレートには、「種チョコ」という元のチョコレートがあると知りまして。

黒木)種チョコ?

池田)元になるチョコレートです。アフリカへ行き、カカオ豆を取るようなことは少なくて、どちらかというと、元になる、種になるチョコレートを選んで使われているケースがすごく多いのです。こんなに面白いものはないと思いました。

黒木)ご自分がチョコレート好きなのもあるし、種チョコで作ればできるのではと?

池田)もっと美味しいものが日本でもご紹介できるかもしれないと思いました。

黒木)健康にもいい、ということですよね。これはカカオの実ですか?

池田)豆ですね。カカオポッドといいます。ラグビーボールくらいですが、割ると、内部にもにょもにょしたものに包まれたカカオ豆があります。

黒木)アーモンドみたいな大きさですね。

池田)これを割って、掻きだして、1週間から10日くらい天然発酵させます。手を入れるとヌルっとした、温かい状態になります。それを今度は引っ張り出し、発酵が十分できたら天日干しします。それをまた自然に干して、集めて、ロースト(焙煎)していって……となっていきます。これがローストした物です。

黒木)アーモンドみたいな感じになっていきますね。ここからどうなりますか?

池田)いくつか作り方がありますが、ウチでは粒のまま焙煎します。こういう殻付きのまま焙煎しますが、一般的なチョコレートの場合は作業効率を上げるために、1度砕いて、粗挽きのコーヒーみたいな状態の、カカオニブにします。それで焙煎します。
それから、コンチングと言いますが、細かい物を練り合わせていくと、だんだんカカオバターが出てきて、ドロドロの苦い塊になってくる。それに何回もローラーをかけて、ザラザラしないように細かくしていく。そして、温度をかけて練り合わせていきます。これが何十時間もやります。それをやって、ミルクやお砂糖を入れて、チョコレートになっていきます。

糖尿病の患者でも食べられるチョコレートがあることを知っていますか?

池田貴子/株式会社マザーレンカ代表取締役社長

東京生まれ。1985年、東京女学館高校卒。
華道講師を経て、1996年、株式会社レーサムリサーチに入社。
2005年、株式会社グランドオーシャンホテルズ代表取締役社長に就任。その後、アパリゾートの執行役員社長に就任。
2008年、株式会社マザーレンカを創業。
2012年に健康に配慮した本格チョコレート「ドクターズチョコレート」の販売開始。現在では年間約50万個を売り上げる人気商品となっている。

ENEOSプレゼンツ あさナビ
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 6:43-6:49

番組情報

黒木瞳のあさナビ

毎週月曜〜金曜 6:41 - 6:47

番組HP

毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳

Page top