FIFAワールドカップ日本大勝利に湧く渋谷は大混乱

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【新人記者あいばゆうなの取材記】

FIFAワールドカップ、サムライジャパンは初戦、コロンビアを2対1で破り、貴重な貴重な勝ち点3を挙げました。私は試合を観戦するサポーターに、渋谷のスポーツバー、Lad’s Garageさんで取材しました。

お店 看板

お店の看板

夜の7時半ごろから店内には20代前半の若者が集まり始めました。8時半には仕事終わりのサラリーマンも続々と駆け付け、200席近くある店内は満席状態。試合が始まるとみなさん食い入るようにモニターにかじりついていました。

試合開始からすぐ、前半6分に香川選手(ドルトムント)のPKで先制すると、PKを獲得した瞬間に続き、店内は割れんばかりの歓声が響きました。その後同点に追いつかれたものの、後半28分に大迫選手(ブレーメン)がコーナーキックから勝ち越し点を奪うと「大迫! 大迫!」と名前を呼んで盛り上がっていました。試合の直後、お店の外でサポーターにお話を聞くと、「最高です!」「大迫、かっこよかったです」「日本は優勝します」など興奮冷めやらぬ様子でした。

盛り上がる サポーター

盛り上がるサポーター

試合終了後はセンター街を抜けてスクランブル交差点に向かいましたが、センター街からすでに満員電車にずっと乗っているかのような状態でした。サポーターはすれ違う人とハイタッチをしたり、手を挙げ、雄たけびを上げたり、ニッポンコールや日本代表の応援歌を歌ったりしながら大行進していました。ただ、終電を逃さないよう駅へ進みたい人もいる一方、交差点で騒ぎたいサポーターもおり、現場は大混乱状態でした。

渋谷 センター街 サポーター 波

渋谷センター街のサポーターの波

スクランブル交差点はセンター街から駅へ向かう斜め横断が禁止になっていたため、駅に行くには地下を利用するか、右か左に渡ってから、迂回して駅方向へ渡ることしかできませんでした。そのため流れが悪く、交差点に流れ込んだサポーターに、警察官の規制の柵も押し切られそうになっていました。

交差点 交通規制 警察官

交差点を交通規制する警察官ら

警察官は自らも柵のように隙間なく並んで規制していましたが、サポーターの中にはお構いなしに肩車をして発煙筒を振り回す迷惑行為をする人も。DJポリスも出動していましたが、あまりの騒がしさに、DJポリスが何を話しているのか断片的に聞き取るのがやっという状況でした。

DJポリス

DJポリスら

初戦に勝ったことで応援の熱も盛り上がっていますが、深夜や早朝の観戦は特に、ルールとマナーを守って応援できるようにしましょう。

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