米中衝突~キーとなる日本の存在

By -  公開:  更新:

日中韓会談、北京で年内開催調整へ
6/18  FM93AM1242ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』今日の聴きどころ!③

7:18~お早う! ニュースネットワーク その2:コメンテーター須田慎一郎(ジャーナリスト)

日中韓 ビジネス サミット 安倍 晋三 首相

第6回日中韓ビジネス・サミットで挨拶する安倍晋三首相=2018年5月9日午後、東京都千代田区大手町の経団連会館 写真提供:産経新聞社

米中衝突のなかで日本に近寄る中国の思惑

5月に東京で開かれたばかり、通常は年1回開催する日中韓の首脳会談。次回の議長国、中国が12月に北京で開催する案を日韓両国に打診していたことがわかった。年2回の開催は異例で、中国は北朝鮮の非核化対応で連携を強めるとともに日韓との関係改善を進める考えと見られる。

飯田)まずは、アメリカと中国のぶつかり合い、というのが大きな絵としてあるという話がありました。

須田)米中貿易摩擦というのは本格的な米中衝突につながる可能性が非常に高い、という流れのなかで見て下さい。加えてその流れの動きのなかでの、アメリカと北朝鮮の首脳会談が位置付けられる。そこへもってきて今回、日中韓首脳会談というのは中国のほうが日本に接近しているような形になります。これまでだったら門前払いで、そんなの開いてられるか、と高飛車な態度で中国は出てきたんだけど、ここで日本に接近してきているのは、米中の緊張が高まっているからなんだと、そういう目でみていただければわかりやすいと思います。もっと具体的に言いますと、安全保障、軍事の面で見ますと、インド洋においては、アメリカ、インド、日本の三角関係。南太平洋においては、アメリカ、日本、オーストライリア。ところがですね、アメリカとインド、アメリカとオーストラリアはさほど関係が良いわけじゃない。微妙な関係になっているんですね。

飯田)オーストラリアのターンブル首相も、トランプさんの就任当初、電話会談したときにガチャ切りしたっていうのがありましたよね。あんまり仲良くないんですね。

須田)モディ首相とトランプ大統領というのもそんなにスムーズな関係が築けているわけではないんです。実は、そこの仲介、仲立ち役をやっているのが安倍総理なんですよ。安倍さんが接着剤の役割を果たしていて、3国間の上手い関係にもっていこうとしている。日本は、そういった意味で言うとある種のキープレーヤーになりつつある。そういうのを中国はじっと見ていますから。そうなると、日本と対立を激しくしていくよりも、融和策に動いて、パイプを維持しておいたほうが中国にとって動きやすい。そういう意識が強いです。ましてや、米中が緊張していきますと、やはり日本の存在感というのは大きなものになってきている。

飯田)中国としても、アメリカと日本を相手に二正面みたいなことは、あまり得策じゃないだろうと思い始めたと。

須田)ずっと東アジアの安全保障というのは米中日の3国関係。アメリカは間違いなく日中の接近を許さないぞ、と日中の間にクサビを差し込みます。中国にとっても、アメリカとの関係も悪くなって、日本とも関係も悪いとなると中国包囲網になってしまいますからね。

飯田)そうですね。その点、日本はそういうのを睨みながら、どちらにもあまりべたべたならずにやっていくしかないんですかね。

須田)そこは微妙なバランスをとりつつということで、いまが日本の正念場です。

飯田)まさに外交の季節がやってきているというところですね。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

番組情報

飯田浩司のOK! Cozy up!

FM93/AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

番組HP

忙しい現代人の朝に最適な情報をお送りするニュース情報番組。多彩なコメンテーターと朝から熱いディスカッション!ニュースに対するあなたのご意見(リスナーズオピニオン)をお待ちしています。

Page top