『ファームの最終兵器』が優勝への原動力?!広島・下水流昂(しもづる・こう)外野手(28歳) スポーツ人間模様

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写真提供:産経新聞社

プロ野球・広島。昨日は延長戦にもつれ込み6対7で負けました。
しかし、今季の広島の強さを再確認させられるのは、これがマツダスタジアムで行われた中日戦での初黒星だったことです。
とにかくファンの声援もあり、ホームでの強さはピカイチで、最短で今月26日にも25年ぶりに優勝マジックが点灯します。

その広島躍進の原動力の1人がプロ4年目の下水流(しもづる)選手でしょう。
横浜市出身で横浜高校3年のセンバツで全国制覇。
でも、プロから指名がかかることはなく青山学院大へ進学しました。
卒業後は社会人のHondaへ。
当時から生まじめで、仕事もよくできると上司からは評判でした。
「いずれは部長になれる」とタイコ判を押されていたものの、2012年のドラフトで4巡目指名を受け、社内では、「プロなんかに行くな」と強烈な引き留めの言葉があったものの、同じ道を歩んできた先輩「巨人の長野さんのような選手になりたい」と人生の勝負に出ました。

広島はとにかく練習熱心な選手が多いことで知られていますが、入団時から下水流は際立った存在でした。

でも、いくら練習をしていてもなかなかチャンスは巡ってこない。
プロ3年間で1軍出場はわずかに7試合だけ。
でも、今季は春季キャンプから好調で開幕スタメンに抜てきされ、きっかけをつかんだかのように感じたものの、6打席4三振と結果が出ない。
4月6日には登録を抹消されて2軍落ちを喫しています。

「左ばかり狙っていたのがいけなかった。」

つまり、ホームランを狙っていたのです。
アピールすることは必要ですが、1軍ではどんな形にせよ、結果がすべてを思い知らされました。

そして再び1軍へ再登録されたチャンスが巡ってきたのは6月、エルドレッドの故障でした。
緒方監督が、「ギラギラしているのがいい。能力があるし、1軍で慣れてくればやってくれる」と漏らしていました。

2軍のカープファンの間では『ファームの最終兵器』『ファームの帝王』と呼ばれるくらいいつでも大活躍していました。
ちなみに、鹿児島に多い下水流姓。
本人は「上水流さんや、頭に何もつかない、水流さんには会ったことがあるけど、同じ下水流にはお会いしたことがありません。だから、ぜひ会ってみたいですね。」といいます。

昨年まで広島は打線がいまひとつのような印象がありましたが、今季は5番新井、6番鈴木、それから7番の下水流と3割2分以上の高打率を誇る3人が圧倒的な存在感を示しています。

(原文)青木政司

7月21日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」