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クロユリの花言葉を「恋」と「呪い」にした2つの伝説

クロユリ エゾクロユリ 大雪山黒岳

エゾクロユリ(大雪山黒岳・2001年7月撮影)(クロユリ – Wikipediaより)

ユリの花と聞いて思い出すのは可憐で真っ白な花びらかもしれません。けれどその反対、真っ黒に色づくユリが存在します。クロユリは悪臭を放つので、英語では、汚いオムツ、スカンクユリ、外便所ユリなんてとんでもない別名がついています。けれど、かつて北海道に居住していた人たちはクロユリの可愛らしい「恋」の伝説を生みました。ところかわって富山では「呪い」の伝説が残されています。


クロユリの花言葉を「恋」と「呪い」にした2つの伝説

北海道で生まれた「恋」の伝説は、クロユリの花を好きな人の側に置き、置いたことを気づかれずに好きな人がその花を手にとれば、ふたりは結ばれる、というもの。ロマンティックな言い伝えですね。

一方、富山に残された「呪い」の伝説は、実在した人物が登場します。こちらは有名で「黒百合伝説」として知られています。

富山城の主・佐々成政(さっさなりまさ)は名を馳せるために秀吉討伐をもくろんでいました。そこで、討伐の約束を交わした徳川家康を訪ねるため、険しい佐良峠(ざらとうげ)を越えました。しかし、苦労虚しく家康の心変わりにより成政の野望は打ち砕かれてしまいます。

城では成政の最愛の姫・早百合が彼の帰りをしおらしく待っていました。しかし、その溺愛ぶりに嫉妬した側室たちの悪い計らいにより、やっと城に帰ってきた成政は早百合の不貞と裏切りを聞かされてしまいます。その嘘を信じてしまった成政は激昂にまかせ、真実を確かめることもなく、一途でいた早百合を斬ってしまいました

早百合は死の間際、「もしも立山にクロユリの花が咲いたら、佐々家は滅亡する」と言い残します。そして早百合の怨念は、息絶えた一本榎の木に留まり、ある時は鬼となり、ある時は火の玉になり現れることとなります。

やがて、立山に一輪のクロユリが咲きました。それからというもの、成政の不運は続きます。決定的になってしまったのは、秀吉にクロユリを差し入れたこと。そのクロユリが、秀吉の正室・淀殿の策略により秀吉の正妻・北政所の怒りを買い、成政は失脚、秀吉に切腹を言い渡されてしまうのです。

絶望した成政は自害し、早百合の予言どおり、佐々家は滅んでしまいました。

まるで和製シェイクスピアのオセロのような物語。のちのち成政は「悲運の武将」として知られることとなります。

同じ花なのにまったく違うふたつの伝説。クロユリの花言葉はこの伝説を元につけられたといいます。

 

清澄ユリ鑑賞会 きよすみ ユリの里

イベント情報 | きよすみへようこそHPより

さて今日は、「清澄ユリ鑑賞会」をご紹介します。鴨川市の清澄寺の奥に妙法寺仏舎利塔があり、そこには広いユリ畑が広がっています。今年は例年より1週間ほど早く5月20日に開花しました。赤・白・オレンジ・ピンクなど、色鮮やかなユリ13,000本が咲き誇り、今月下旬くらいまで見頃が続くそうです。10日・17日(日)には、清澄ユリ鑑賞会も開催されますよ。

ユリの特別販売会の他、磯部餅などさまざまな出店も予定されています。更に、「ヤッホー選手権」や「長狭米のすくいどり」等、イベントも盛りだくさんです。また、「きよすみユリの里フォトコンテスト」の作品も募集中で、入賞賞品も用意されていますよ。こちら、応募期間は7月8日(日)まで。

ユリ鑑賞会やフォトコンテストについて詳しくは、清澄癒しの里づくりの会・村尾さん・電話080―5488―0596までどうぞ。

清澄ユリ鑑賞会
日時:2018年6月10日・17日(日)
時間:10時~15時
http://www.kiyosumi.info/post-1450/

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