元気に九州!北九州イチの元気な駅弁~折尾駅「かしわめし(大)」(770円)【ライター望月の駅弁膝栗毛】

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7月4日、ようやく通常の列車本数に戻った「九州新幹線」。
4月の熊本地震では大きな被害を受けてしまいましたが、致命的な損傷が無かったことから、わずか「13日」で全線運転再開。
新潟県中越地震の上越新幹線が「2か月」、東日本大震災の東北新幹線が「50日」で運転再開だったことを考えますと驚異的な速さです。
今月からは、九州の観光を応援する「九州ふっこう割」をはじめとした観光面のサポートも始まりました。
そこで「ライター望月の駅弁膝栗毛」でも、これから時々「九州特集」を組んでいこうと思います。

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博多から熊本を経由して鹿児島中央の間を最速1時間17分で結ぶ「九州新幹線」。
車両は2種類あって、山陽新幹線との直通用に作られた「N700系」と九州新幹線オリジナルの「800系」。
特に「800系」は博多以南の運行ですので、九州に行かないと出逢えない新幹線です。
「800系」は普通車のみの6両編成ですが、普通車自由席でも左右共に2人掛けシートが並ぶゆったりとした造りなのが魅力です。
現在は鹿児島中央寄りの1号車に「元気に!九州」のラッピングが施された編成もあります。(画像は6月までのバージョン)

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さて、博多駅をはじめ福岡県各地で販売され、幅広い人気を集める駅弁があります。
画像は山陽新幹線・小倉駅と九州各線との乗換口にある駅弁売場。
その人気ランキング1位に燦然と輝くのが「かしわめし」。
5月にはこの売り場だけで5000個以上を売り上げたといいますから、その人気ぶりが分かります。
そんな北九州イチ「元気な駅弁」といえば・・・?

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なんと言っても、東筑軒の「かしわめし」(大・770円)
大正10(1921)年の東筑軒創業と共に誕生、今年で発売95年を迎える、鉄道好きには知らない人のいない駅弁です。
毎年開催されている「九州駅弁グランプリ」では常に上位、近年は北九州市の食のブランド「百万の息吹」にも認定されました。
「東筑軒」は鹿児島本線の折尾駅(北九州市八幡西区)を拠点に、北九州市内だけでも小倉、黒崎、八幡、戸畑、若松の各駅にお店を展開。
このほか、赤間、福間、海老津、直方(のおがた)にもお店があって、博多駅・新大阪駅にも進出しています。

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丁寧に紐の解き方まで記された掛け紙を外すと、フワ~ッといい匂い!
かしわ、玉子、刻み海苔の美しい三色の帯が現れました!!
ただ、この見た目以上に美味しいのは、この下にたっぷり盛られたご飯!!
長年、継ぎ足し継ぎ足し守られている「東筑軒」秘伝の鶏のスープで炊き込まれたご飯が、とにもかくにも素晴らしいのです。
残すのが勿体なくて、経木の折詰にべっとりくっ付いたご飯を1粒1粒剥がしていく行為がなんとも幸せ!
しかも「東筑軒」は、駅弁文化を守るべく、地元・折尾駅では「昔ながら」の販売方法も継続。
コチラはまた機を改めて、たっぷりご紹介したいと思います。

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博多駅・博多口にも、JR九州の様々な観光列車(D&S列車)と共に「元気に!九州」というキャッチが登場。
昭和62(1987)年の発足以来「地域を元気に」を”合言葉””いきざま”としてやってきたという「JR九州」。
「元気に!九州」というキャッチには、普段から培われてきた地域への思いと、復興への決意がにじんでいるように感じられました。
(参考:「鉄客商売」唐池恒二著)

さあ、北九州イチ元気な駅弁をいただいて、九州の旅はスタート!
今回からしばらくJR九州が誇るあの豪華スイーツ列車と共に、大分周辺を巡ってきたときの模様をご紹介していきます。

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
「ライター望月の駅弁膝栗毛」
(取材・文:望月崇史)

【ごあいさつ】
はじめまして、放送作家の望月崇史(もちづき・たかふみ)と申します。
ニッポン放送には、昔の有楽町の社屋の頃から、かれこれ20年お世話になっています。
最近では、月~木・深夜24時からの「ミュ~コミ+プラス」で放送された、
ルートハンター」のコーナーに、5年ほど出演させていただきました。

そんな私がライフワークとしているのが「駅弁」の食べ歩き。
1年間に食べる「駅弁」の数は多い年でのべ500個。
通算でも4500個を超えているものと思います。
きっかけとなったのも、実はニッポン放送の番組。
2002年~05年に放送された「井筒和幸の土曜ニュースアドベンチャー」の
番組ウェブサイトで「ライター望月の駅弁膝栗毛」を連載することになり、
本格的に「全国の駅弁をひたすら食べまくる生活」に入りました。
以来、私自身のサイトや、近年は「ライター望月の駅弁いい気分」というブログで
「1日1駅弁」を基本に「駅弁」の紹介を続けています。
”駅弁生活15年目”、縁あってニッポン放送のサイトで連載させていただくことになりました。
3つの原則で「駅弁」の紹介をしていきたいと思います。

①1日1駅弁
②駅弁は現地購入
③駅弁のある「旅」も紹介

「1日1駅弁」ですので、日によって情報の濃淡はありますが、
出来るだけ旬の駅弁と鉄道旅の魅力をアップしていきますので、
ゆるりとお付き合い下さい。

【プロフィール】

望月崇史(もちづき・たかふみ)望月

1975年12月8日静岡県生まれ。
早稲田大学在学中から、ニッポン放送で放送作家に。
卒業後の2002年「井筒和幸の土曜ニュースアドベンチャー」の番組サイトで始めた
ライター望月の駅弁膝栗毛」をきっかけに、全国の駅弁食べ歩きをスタート。
以来およそ15年、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。
1日1駅弁のウェブ紹介を日課とし、これまでに食べた駅弁は4500個以上。
ニッポン放送「ミュ~コミ・プラス」ルートハンター、鉄道特番などにも出演。
丸の内朝大学・温泉クラスの講師も務める。