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映画『犬ヶ島』とコラボで犬を救いたい! 動物寄付サイト発案者の願い

【ペットと一緒に vol.90】

犬ヶ島

日本初の動物関連専門の寄付サイトの設立者である西平衣里さんは、新しい試みをスタートさせました。今回は、映画『犬ヶ島』とのコラボレーションで保護犬や保護猫を救う画期的なプロジェクトと、西平さんの活動に影響を与えた愛犬や息子さんとのエピソードをご紹介します。


映画をきっかけにした新しい試み

「どうして私はこんなに犬が好きなんだろう? 愛が深すぎておかしいんじゃないかな? って思っていたんですが(笑)、この映画を観て、こんなに純粋で、2万年(諸説あり)も前から人とともに暮らしてきた犬たちなのだから、私の、そして人々が抱く犬への思いはノーマルなんだと安心しましたね」と語るのは、オンライン寄付サイト“アニマル・ドネーション”の代表を務める、西平衣里さん。

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西平さんと愛犬のトゥルーくん

病気がちだった愛犬のためにネットであれこれ検索していたところ、日本の動物福祉の問題を知ってショックを受け、自分にできることをしたいと7年前に通称アニドネを設立。これまでに企業や個人から集まった寄付は、総額1億円近くにのぼるそうです。

「寄付金は、保護団体など複数にお届けしています。

犬の場合は5万円で1頭の命を救えると計算すると、これまで2,000頭の犬を救えたことに。それでも、日本では毎日153頭の犬猫が殺処分されているという現実があります。アニドネでもさらに寄付を募るために、簡単に行える寄付のしくみを考えていたところ、映画『犬ヶ島』とWebメディア『sippo』とのコラボ企画が進んだのです」(西平さん)。

犬ヶ島

「犬ヶ島」から (c)2018 Twentieth Century Fox

このコラボ企画ではアニドネへの寄付を、以下のWebサイト経由でAmazon Payのシステムを使って行えます。
https://savejapandogs.anidone.org/

筆者も自身のAmazon アカウントを使って寄付してみましたが、氏名などを入力する手間もなく、なんと10秒で寄付が完了! とても簡便で驚きました。


主人公の姿と重ね合わせるのは…

『犬ヶ島』の見どころを、西平さんは次のように語ります。

「この映画はストップモーション・アニメの第一人者として知られる、ウェス・アンダーソン監督最新作です。消えた愛犬を探して旅に出た少年と、犬たちの心を揺さぶる絆を描く、“日本”が舞台の“ワンダフル”アドベンチャー。声優陣も豪華キャストで、エドワード・ノートン、ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソンをはじめ、日本が舞台なので、野村訓市さん、渡辺謙さん、夏木マリさん、ヨーコ・オノさんが名を連ねているんですよ」。

犬ヶ島

「犬ヶ島」から (c)2018 Twentieth Century Fox

映画の舞台は、近未来の日本。犬インフルエンザが大流行するメガ崎市では、人間への感染を恐れた小林市長が、すべての犬を“犬ヶ島”に追放します。ある時、12歳の少年がたった一人で小型飛行機に乗り込み、その島に降り立ちました。愛犬で親友のスポッツを救うためにやって来た、市長の養子で孤児のアタリです。島で出会った勇敢で心優しい5頭の犬たちを新たな相棒とし、スポッツの探索を始めたアタリは、メガ崎市の未来を左右する大人たちの陰謀へと近づいていきます。

西平さんは「私にも、もうすぐ13歳になる愛犬と、6歳の息子がいます。息子はこの映画について『ママの仕事に関係あるんだよね? 少年が犬を救ったの? 命だからすごく大事なことだよね』と言っています。まさにそのとおりで、私は主人公アタリの勇気ある行動をアニドネの活動に重ねあわせて感情を移入してしまいました(笑)」とも。

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愛犬と息子さんはまるで兄弟のよう


“殺処分ゼロ”の先も願って

アニドネは、どこにどのように寄付をしたらよいかわからないと悩む個人や企業と、寄付金を運営資金に充てている団体との橋渡しをする、マッチングサイトと言えます。

その役割にとどまらず、アニドネを主催していると知った友人や知人から、西平さんが実際に保護犬を紹介して欲しいと頼まれることも少なくありません。

ちょうど映画の主人公アタリと同年代の3兄弟の親である友人から、「息子が、次に飼うならば保護犬をと希望しているんだけど、譲渡会ってどこでやっているの?」と尋ねられ、縁を結んだこともあるとか。

「少年が主体となって持ち上がった話から、大人が知る努力をして、それが実り……。結果、みんながハッピーになって私もすごくうれしかったです」と、西平さんは微笑みます。

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「ボクの病気がきっかけで、ママの活動が始まったんだね~」byトゥルーくん

西平さんは「自分の息子が大人になった時、『昔は日本にも保護犬と呼ばれる犬たちがいたね。飼育放棄されたり野良として生まれて、殺処分される犬や猫もいたらしいよ』と振り返るような世の中になっていたらいいな」と願っているそうで、殺処分ゼロは単なる通過点であり日本が本当に動物にとって優しい成熟した国になれるよう活動の幅を広げていきたいそうです。

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西平さんお気に入りのショット。愛犬と息子さんがリンク!

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