夏休み、親子で映画館デビューはドリーと一緒に…。『ファンディング・ドリー』 しゃベルシネマ【第37回】

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さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今週末は、海の日を含む3連休。
そこで今回の「しゃベルシネマ」では、海の仲間たちの友情と絆を描いたディズニーアニメ『ファインディング・ドリー』を掘り起こします。

あのニモの大冒険から1年後の物語が、13年ぶりに実現した!

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カクレクマノミのマーリンがナンヨウハギのドリーと共に、息子のニモを人間の世界から救出した冒険から1年。
3匹は平穏に暮らしていたが、ある晩、ドリーは両親との思い出を夢に見る。
昔のことはおろか、ついさっき起きた出来事さえも忘れてしまう、忘れん坊のドリー。

しかしこの夢をきっかけに、離れ離れになってしまった両親を探すことを決意。
「カリフォルニア州モロ・ベイの宝石」というキーワードを唯一の手がかりに捜索するうちに、海洋生物研究所に両親やドリーの出生の秘密があることを突き止める。

そこは、人間たちが海の生物たちを保護している施設だった…。

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ピクサー・アニメーション・スタジオの大ヒット作『ファインディング・ニモ』の13年ぶりとなる続編。
今度の主人公は、前作の主人公マーリン&ニモ親子の親友で、ナンヨウハギのドリー。
彼女の家族を探すために繰り広げる冒険を描いています。

監督は前作『ファインディング・ニモ』や『ウォーリー』を手がけた、アンドリュー・スタントン。
キャラクターたちの可愛らしさは、さすがピクサー!これこそディズニー!!

…と、感嘆の声を上げてしまうほどの愛くるしさ。
私がもっともハートを掴まれてしまったのは、海洋生物研究所に暮らすラッコたち。
脇キャラではありますが、これがもう、ありえないほどキュートで目が離せないんですっ。

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そして気になるのが、日本語吹替え版の声優陣。
マーリン役に木梨憲武、ドリー役に室井滋が前作から続投。
ストーリーのカギを握るタコのハンク役は上川隆也、泳ぎが苦手なジンベエザメのデスティニー役は中村アンが担当。
さらに、八代亜紀がアニメーションになって本人役として登場。

えっ、八代亜紀さんがアニメーションに? ドリーと共演???
まぁ、それは観てのお楽しみというコトで…。

この夏、親子で観てほしい映画No.1。その理由は…。

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この夏話題になっている映画は多々あり、それぞれに見どころがありますが、私は本作を「親子で観る映画」としてオススメしたいです。
生き生きと泳ぎまわるドリーの仲間たちと、美しい海の中の風景。
感性の豊かな子どもたちが観たら、きっとその瞳もキラキラすることでしょう。

そしてもうひとつオススメする理由は、珠玉のセリフが散りばめられた映画だから。
前作『ファンディング・二モ』では、キャラクターたちが発する言葉の素晴らしさが公開当時、話題となりました。
本作『ファイディング・ドリー』でも、負けず劣らず珠玉のセリフが随所に散りばめられています。
それらは私たちに勇気を与えて背中を押してくれる一言だったり、誰かを思いやる気持ちに溢れたものだったり…。
子どもさんと映画を観ることで、“家族の大切さ”や“友情”について、一緒に話をする時間を親子で持てるといいですね。

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思い返してみると、私も両親との映画館デビューはディズニー映画でした。
初めて足を踏み入れた映画館という暗闇の中、スクリーン狭しと繰り広げられるファンタジーワールドに、身も心も奪われて夢中で観たことを覚えています。

『ファインディング・ドリー』は小さなお子さんも楽しめるストーリーなので、是非、親子で一緒に“ドリーの冒険”を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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ファインディング・ドリー
公開日:2016年7月16日(土) 全国ロードショー
監督:アンドリュー・スタントン
共同監督:アンガス・マックレーン
製作総指揮:ジョン・ラセター
日本語吹替版キャスト:室井滋、木梨憲武、上川隆也、中村アン 他
(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
公式サイト:http://www.disney.co.jp/movie/dory.html

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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