新潟女児殺害事件~今後どう防犯するべきか?

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5/17 FM93 AM1242ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』今日の聴きどころ!③

キーワードは「新潟女児殺害の連れ去りは計画的か~当日朝に無断欠勤」
7:27~教えて! ニュースキーワード:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)

小林遼 容疑者 新潟 女児 殺害 事件

新潟西署に入る小林遼容疑者を乗せた車両=2018年5月14日午後、新潟市西区 写真提供:産経新聞社

小学校区ごとに防犯を考え、集団登下校など行うべき

新潟市の小学2年生、大桃珠生さんが殺害され、JR越後線の線路内に遺棄された事件で、小林遼容疑者が事件当日勤務先を無断欠勤していることなどから、新潟県警は「小林容疑者が、計画的に大桃さんを連れ去り、騒がれたことで殺害に及んだ」と見ている。

飯田)非常に痛ましい事件ですが、どう思いますか?

鈴木)計画性があるけど、同時に稚拙さもある。そんな全容だという気がします。計画的に時間や場所を決めて小さな女の子を狙った。だけど、実際はその後、遺体をああいう形で置いたり……発想も含めて稚拙なところもある。そういうところが全部ごちゃ混ぜになっているような印象です。
もう1つ考えなければいけないのが、集団登下校とか、今回のような事件を起こさないためにどうすればいいのか。昔、私は某政令市の市長に「行政も含めて考えるとき、地域(自治体)がどういう枠組みで行政を進めていけばいいか」を聞いたら、“小学校の校区単位”というのが、行政はいろいろなことをやりやすいそうです。それは、そこに通う子供たちや親の顔がちょうど見える人間関係であり、地域の広さなのです。だから、防犯とかも、小学校単位で考えていく。そこに参加できる地域の、顔が見える人。警察や消防などの行政機関も全部入れるのがベストだそうです。まさに集団登下校とかは、いちばんやらなければいけないと思います。

 

集団下校時に一瞬でも子供を1人にしないようにする必要がある

飯田)ところが、集団登下校だと、最後に下校するとき、必ず1人になってしまうのです。

飯田)学校からいちばん遠い子は最終的に1人になってしまいますね。

鈴木)大きい道を10人歩いていて、誰か1人付いていても「この角50メートルで自宅だから」と、そこから1人で行ってしまう。これが実はマズい気がする。
手間かもしれないけど、「10人一緒に引き連れて1軒ずつ」みたいなことも考えて議論しなければいけない。
それから、今回の事件が起きた地域は、去年から不審者の話がかなりありました。その時点で危機管理を徹底して、集団登下校とか、最後の1人まで全員付いていくような、そんなことをやるべきだったと思います。

飯田)時間をかけてでも、そうして死角を作らないようにするのが、これから先必要なのかもしれませんね。

鈴木)そういう時代になってきているという、悲しい部分でもありますね。

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