森永卓郎が提言「北朝鮮が非核化し、沖縄基地問題も解決する方法」

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米朝首脳会談がいよいよ6月12日にシンガポールで開催される。この会談でトランプ大統領は非核化を迫るものと思われるが、どこまで非核化するのか、また日本の拉致問題は解決できるのか、森永卓郎が解説する。

米朝首脳会談後、トランプ大統領が請求書を持って来日?

まず、頭に置いておいていただきたいのは、トランプ大統領も金正恩委員長も自分のことしか考えていないということです。似た者同士です。トランプ大統領も中間選挙がありますから、そこへ向けて支持率を上げたい。金正恩委員長は経済制裁で厳しい状況に陥っているので、なんとか経済を立て直して自分の人気を確実なものにしたい。

北朝鮮が最終的に欲しいのは金です。「今まで核開発してきたのを放棄しろと言うのだったら、それを保証しろ」と言うことは予想できます。
この会談で私が一番危惧しているのは、それに対して「わかった。金は出してあげるけど、請求書は日本に回すぜ」とトランプが言うというオチになってしまうのではないかということです。

この米朝首脳会談のあとにトランプ大統領が日本に来る可能性が高まっています。形式上は安倍総理が来てほしいと言ったからということになるのですが、実際、「お願いしたらエアフォースワンで請求書を持ってきてしまった」ということになるのではないでしょうか。

金正恩委員長もこの前には、日本に対して「日本はとんでもない国だ。だからわが祖国の地を踏むことは永遠にありえない」というようなことを言っているくせに、南北首脳会談のときに米朝首脳会談の後に安倍総理を平壌に呼んでもかまわないと言ったという話なんですよ。

北朝鮮からの請求額は数兆円になる可能性も

つまり、あらゆる状況証拠から請求書を持ってくるという可能性が極めて高まっているのですが、この請求書に書かれる金額がとてつもない金額になるのではないかという気がします。その額はだいたい数兆円というとてつもない金額になると思います。なぜかというと、1965年に日韓基本合意というのが行われて国交が正常化されたわけです。日本は韓国に対して戦後賠償はしていないのですが、戦後賠償の事実上の代替として経済協力を出しています。このときに無償協力、タダで上げるのが3億ドル。有償協力という金利がついて返してもらうものが2億ドル、民間借款が3億ドルの合計8億ドルも出しています。これは今の為替と物価に換算すると2兆7千億円になります。これだけ韓国に渡しています。韓国がなぜ戦後急激に漢江の奇跡と呼ばれる経済成長ができたのかというと、この金を韓国は賠償に充てるのではなくて、自分の国の経済成長に充てたのです。しかもこのときの日本の経済協力というのは、本当は朝鮮半島全体に対して支払っているので、北朝鮮も含んでのものなのですが、金正恩委員長の立場に立つと「俺はもらってないよ。韓国に払ったんだったらうちにも同じくらい払ってね」と言ってくるのだと思います。

南北首脳会談がこの間文在寅大統領と金正恩委員長でやりましたよね。映像にもなっていますが、あそこの放送されていないところで、「よし、大金を日本から取ろうぜ」「そうだな、そうだな!」と手を握ったのではないかと、証拠はないですが、私はそういう会話をしていたのではないなという気がします。

森永卓郎が提案する沖縄基地問題も解決するウルトラC的アイデア

北朝鮮へお金を払ってそれですめばいいのですが、それでまた裏切られて核開発に出られたらたまったもんじゃないです。だからどうやって検証するかということを詰めないといけないのですが、私は米朝安全保障条約というのを結ぶ事が一番いいのではないかと思います。それで、金王朝の体制を保証してあげる。そして金王朝を守るためということでアメリカの海兵隊を北朝鮮へ送る。

日本だって核兵器を作ろうと思ったら技術的にはすぐに作れるのです。でもなぜ作らないかというと、米軍基地が国内にたくさんあって、もしそんなことしたら米軍が攻めてしまうからそんなことはできない。

北朝鮮に海兵隊を送って、沖縄の普天間とか嘉手納という海兵隊の基地をごっそり持っていく。そうすると北朝鮮は非核化せざるを得なくなるし、沖縄の基地負担もなくなる。多少金をとられても日本としても、沖縄基地問題の解決にもなる。そうすれば辺野古の埋め立ても中止できるのですよ。そういう柔軟な思い切った発想を日本の外務省はするべきだと思いますがいかがでしょう。

垣花正 あなたとハッピー!
FM93AM1242 ニッポン放送 月~金 8:00~11:30

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